こんにちは、すきマッチです。
もしかしてあなたは腰痛持ちですか?!
『重い人を介助する介護士や看護師、療法士等は腰痛持ちでも仕方がない』と思われていませんか?
実は、長時間運転している車のドライバーやデスクワークが多い方なども腰痛持ちの方が多いです。
腰痛の原因って色々あるんです。
この記事ではその原因と対処方法を記載していきます。
日々のケアで腰痛を改善または解消することが可能です。
目次
腰痛でわかっていること
腰が痛いと病院に行きますよね?!
病院に行ってレントゲンを撮り、お医者さんがそれを見て薬の処方、リハビリ、もしくは手術の選択をします。
レントゲンではっきり診断される腰痛は下記の3つが多い。
腰痛椎間板ヘルニア
腰部脊柱狭窄症
腰部分離すべり症
でも実はレントゲンなどの画像ではっきりと腰痛の原因がわかるのは、腰痛全体の20%だけなんです。
残りの80%が原因不明の腰痛。
では今からその原因を見つける作業をしていきます。
80%の腰痛の原因を見つけろ!その①
イギリスの腰痛ガイドラインによると、イギリスでも80%は原因不明だと述べています。
ヨーロッパの慢性腰痛に対する認識は、
- 重いものを持った
- 負担がかかりすぎ
- 姿勢が悪い
等は全て間違っている。
原因は実は座りすぎ!だというものです。
座りすぎて、『腰が動かなくなってんじゃねーか?』と脳が誤作動を起こしている。
↓
そして、脳が腰に『何か問題が出ていますよ』と教えてあげる。
↓
結果、腰痛が生じる。
といった感じです。
解消方法としては【運動】これしかないと言います。
運動することで脳が『なんだ動くじゃないか、じゃあ大丈夫だ』となり腰痛は解消されます。
週末に3時間ほどの有酸素運動を推奨しています。
ただ実は僕も腰痛があり、僕の場合週末に運動をしているのですが解消されません…
では他の原因を探します。
80%の腰痛の原因を見つけろ!その②
腰痛の原因が、
- 背骨がゆがんでいる
- 負荷がかかりすぎている
- 姿勢が悪い
- 動きなさすぎる
は嘘ですよ。と言うのはヨーロッパの腰痛ガイドライン!
原因は、職場のストレスだとのことです。
ストレスとは下記に挙げます。
仕事量
自分のキャパをオーバーしている場合
コントロールレベル
自分で優先順位を決め仕事を管理できない場合
ソーシャルサポート
何かあったとき何とかしてくれるという安心感がない場合
同僚が協力的にサポートしてくれない場合
ここで、ストレスに【報酬】は関係ないとのことです。
『自分の仕事の量や質が報酬に見合ってない』と思うことは腰痛原因のではないといいます。
ここでの腰痛の解消法は、
【ストレス発散】と【仕事の見直し】です。
80%の腰痛の原因を見つけろ!その③
では最後に、理学療法士の僕から見て、腰痛の原因は股関節の硬さにあると考えています。
股関節が硬いと、体を捻じったり屈んだりするとき腰に負担がかかるからです。
そして腰痛持ちの方は股関節についている筋肉がガチガチになり姿勢が崩れています。
姿勢の評価の仕方、硬い筋肉のほぐし方などについて述べている動画を張り付けます。
よかったらご覧ください。【理学療法士による腰痛のチェックとストレッチ紹介】
原因は腰にないので、腰が痛くて、腰をマッサージしても無駄です。
自分でストレッチをして治すことをおススメします。
以下ストレッチのポイントです。
息を止めずに、ゆっくりと吐きながら伸ばしていく
反動はつけない
伸ばす筋肉を意識する
張りを感じるが痛みのない程度まで伸ばす(心地よい痛みであれば可)
20秒から30秒伸ばし続ける(まずは30秒から始める)
筋肉を戻すときにはゆっくりとじわじわ戻っていることを感じる
1 度のストレッチで1回から3回ほど伸ばす
週に2~3回行う
80%の腰痛の原因を見つけろ!まとめ
腰痛の解消のためには①~③のどれかを行い、自分に合ったものを模索しましょう。
①運動
②ストレス発散、仕事量の調整
③股関節のストレッチ
繰り返しになりますが、原因は腰にない。
カイロ、マッサージ、鍼灸などは一時的には良くなります。
これらを施術されることでエンドルフィン・ドーパミン・アドエレナリンなどの脳内麻薬 鎮痛ホルモンが出てきやすいからです。
根本的に治すには自分で頑張るしかないです。
腰痛診療ガイドライン2019 改訂第2版より
日本の腰痛治療の最高権威である【日本整形外科学会 診療ガイドライン委員会】によって作成された本より引用します。
この委員会はえらい大学の教授ばっかり50人程度集められ皆さんの意見や投票によって作成されたものです。
下記の表をご覧ください。
エビデンス(証拠・根拠)の強さ ※エビデンスは多くの症例、論文、研究から導かれている
A(強):効果の推定値に強く確信がある
B(中):効果の推定値に中程度の確信がある
C(弱):効果の推定値に対する確信は限定的である
D(とても弱い):効果の推定値がほとんど確信できない
推奨の強さ ※これは委員会メンバーによる投票によるもの
1.行うことを強く推奨する
2.行うことを弱く推奨する(提案する)
3.行わないことを弱く推奨する(提案する)
4.行わないことを強く推奨する
腰痛診療ガイドライン2019 改訂第2版
監修 日本整形外科学会、日本腰痛学会
編集 日本整形外科学会診療ガイドライン委員会、腰痛診療ガイドライン策定委員会 より引用
要するに、病院で電気を当てるより運動をしましょうね。と言うことですね。
認知行動療法
腰痛の改善策として『認知行動療法』というものがあります。
これはかなり有名で、日本整形外科学会も推奨しています。
ここでは簡単にご紹介します。
【認知行動療法】とは、下記のような考えです。
医療従事者がすべての痛みを取り除けるわけではない
痛みが必ずしも身体の重篤な障害を意味しない
適切な身体活動はかえって痛みを減少させる
痛みがあってもそれなりに生活を充実させていこうとする姿勢が長期的には痛みの軽減につながる
慢性疼痛の本態は「過剰な医療依存」であり、痛みを人生の一部として受け入れます。「痛みにもかかわらず充実した人生を楽しむ」といった自立した生活態度へ変化していくことが長期的に見て腰痛の改善につながる、という考えです。
おわりに
いかがだったでしょうか。
腰痛に対しての知識が深まりましたか?
このサイトでは医療・介護職の方へ向けてできる限り有益になるようブログを作成しています。
他の記事も読んでいただけると嬉しいです。
それではこのへんで(^-^;
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