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プライバシーの保護の取り組みに関する研修 倫理及び法令尊守に関する研修

わかりやすい!倫理及び法令遵守に関する研修/プライバシー保護の取り組みに関する研修【介護の法定研修は必須】

わかりやすい!倫理及び法令遵守に関する研修/プライバシー保護の取り組みに関する研修【法定研修はこれでOK】

 

こんにちは、すきマッチです。

 

通所介護を運営する上で必要な「法定研修」があります。

これらの研修は必須です。

 

介護倫理法令研修

 

介護サービス情報公開総合サイトより引用

今回は、

「倫理及び法令遵守に関する研修」「プライバシー保護の取り組みに関する研修」

についてわかりやすく書いていきたいと思います。

 

このての法律を学ぶ研修って難しいですよね。おもしろくないですよね。

 

聞き手も眠たくなるし、良い研修をするのってすごく大変な部類になると思います。

 

そこで今回は、私が毎年少しずつ編集して実施している研修の資料を基に記事を書いてみたいと思います。

 

研修講師にあたっている方、研修を受けたけど疑問が残っている方、介護保険サービスの中で働くすべての方に何らかのヒントを見つけて頂ければ幸いです。

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この記事は、研修の感想文にも使えるような表現がたくさん使われています。参考にしていただけたら嬉しいです。

 

倫理及び法令遵守に関する研修

「倫理及び法令遵守に関する研修」についてまず、どういった方向で講義をするかが問題になってきます。

 

研修の中で倫理や法令を読み上げて覚えてもらうことは不可能です。

 

仮に、いくつか覚えたとしても研修をした労力に見合った変化が期待できる可能性は低いと思います。

 

という訳で、研修の方向性は「介護職は倫理や法令をなぜ知らなければならないのか、その必要性について」としています。

 

なぜなら、元々面白くもなく興味も持たれない研修です。しかし、必須で行わなければならない研修です。

それを自分の研修を聞くことでその必要性を感じてもらい、職員の自発性を引き出し自ら興味を持ってもらうことが大切だと感じたからです。

 

個人的に思っていることですが、「研修」は「学び」の場であると同時に「気づき」の場だと思います。

事業所がスタッフに気付いてほしいことを研修に盛り込むことは、とても有効なことだと感じています。

事業所のシステムの疑問点が、法令や倫理に従ったものである、と気づくスタッフがいるかもしれません。

 

それでは「利用者に最適なサービスを提供するために、倫理や法令を理解する必要性」について順を追って説明します。

 

形式としては、スタッフのサービスを提供する目標と目的・方法を整理し、その土台(根底)にあるものが倫理と法令である。

倫理と法令を守らずしていい介護保険サービスの提供はできない、ということを伝えます。

 

  • 利用者に適切なサービスを提供するスタッフの目標・目的

まずはスタッフの目標と目的を明示します。サービス形態や施設の大事にしている項目を入れるといいと思います。

 

自立支援の援助

その人らしい生活を送ってもらう

利用者のQOL(選択肢の数)の向上

ニーズに合った支援をすることで自己決定の機会を提供する

利用者の権利を守る

など

 

日々の支援の基本的な目標や目的を難しく表現すると上記のようになると思います。

もちろん、固苦しい言葉でなく事業所に合わせた表現でも問題ないです。

  • 利用者に適切なサービスを提供する方法

 

ここでも、目標・目的を達成するためにどのようにサービスを提供しているかを明示します。

 

利用者の目標達成への支援・連携

現状と利用者の目標(その人らしい生活)の間に課題があり、その課題が個別性をはらんでいる。

個別性が高いということはアセスメントが重要になる。

アセスメントは相談援助職だけではなく、介護職としても必要になる

課題の解消に向けた計画・実施・振り返り・改善・・・(PDCA/介護過程)を繰り返す

 

基本はケアプランと通所介護計画書に沿った流れになるとおもいますが、相談員と連携して事業所の流れに合わせるほうが理解が進むと思われます。

  • 土台(守るべきもの)

 

介護保険サービスの提供の根底になるモラル(倫理)とルール(法令)がなぜ必要であり、守るべきものなのか。

 

日々の業務で行う「判断」の基準は何でしょうか?

 

モラルやルールを理解しての「判断」を行っているでしょうか?

 

介護職はモラルとルールのほかに「価値観」で「判断」をしていると言います。

 

少しそれぞれを解説してみます。

 

「価値観」

 

「価値観」での判断は、日々の業務の中で一番多くの判断基準になっています。

 

ここでいう「価値観」とは感情に近く、状況や気分で変わります。

 

認知症の対応で言えばわかりやすいと思います。普段は「適切な対応」ができていて感情も揺れないのに、スタッフ自身がしんどい時や気分が沈んでいる時は、「イライラ」したり「ムッと」することがあると思います。

 

このように「価値観」とは気分等で変わることがあります。ですので、介護のプロとしてメンタルを整えておく必要性があります。

 

「価値観」にはもう一つの側面があります。

スタッフ自身が利用者に対して適切なサービスを提供することでお互いに「快」の感情を持つことができるのです。

スタッフは利用者に「喜んでもらうこと」で、利用者はスタッフに「サービス提供」をしてもらうことで。

 

お互いが「快」を多く持つことで、スタッフは「働く動機」に、利用者は「自立につながる」ことが期待できます。

 

逆もしかりで、「不快」を提供するとお互いが「不快」になります。

 

モラル(道徳性)

 

モラルとは、介護施設で言う「接遇」「職場倫理」「専門職倫理」あたりでしょうか。

 

職場で決められたルールや、専門職としての倫理が「判断基準」となる場面もあります。

 

モラルは違反しても「犯罪」にはなりませんが、組織の中で「罰則」を受けることがあります。

 

法律・制度(ルール)

 

福祉関係法令

・社会福祉法

・老人保健法

・介護保険法

・障害者総合支援法

・医療法

・医師法

・地域保健法

・虐待防止法

・個人情報保護法

 

などなど、守らなければならない「ルール」があります。

 

これらは「知らない」では済ませられず、違反は「犯罪」になり罪に問われることになります。

 

 

判断基準として多い順は

「価値観」→「モラル」→「ルール」

だが、

「ルール」→「モラル」→「感情」

の順が守れて、初めて適切なサービスが提供できます。

 

 

例えば、実地指導・監査で「違反」が見つかると「ルール違反」です。「罰則」を受け、運営自体が成り立ちません。

介護保険サービスを提供するうえで、クリアして当たり前のルールなのです。

 

また、専門職としての倫理「モラル」がないと、一般の人がサービスを提供しても「同じ」ということになります。

介護のプロとして「モラル」「職業倫理」を守ることが大切になります。

 

専門職とはプロフェッショナルです。

 

プロのケアを提供するには、技術や知識の下に「モラル・ルール・価値観」が土台としてしっかりとあることが必須の条件になります。

 

 

長くなりましたが、「倫理及び法令遵守に関する研修」は以上です。

長くなりましたと言っておきながら、かなり短く編集したのでわかりくいところや詳しく知りたいところがあれば、コメント等でご意見を頂ければと思います。

 

プライバシー保護の取り組みに関する研修

 

皆さんは個人情報とプライバシーの差をご存じでしょうか?

 

簡単に言うと、個人情報とは「個人に関する情報と個人を特定できる情報」を言います。

個人に関する情報とは、住所や名前、生年月日などです。

個人を特定できる情報とは、指紋やDNAなどです。

 

プライバシーとは一般的に「他人に知られたくない情報」になります。

 

プライバシー保護、介護の現場でよく言われる言葉ですね。

 

どのような認識をして、業務にあたっているでしょうか。

 

今回は「守秘義務」について

よく言われる「守秘義務」について認識を確認しましょう。

 

上司への報告の線引きは?

 

答えは、「利用者の利益になるか

 

情報の共有とは、「利用者の利益になるか」が判断基準です。

当然ですが、共有する相手によって違います。

 

利用者間の話題作りで利用者の「出身地」や「年齢」を勝手に言うスタッフがいます。

これは厳密にいうと「アウト」です。

 

これって言われた利用者に何も利益はないですよね。出身地の話がしたければ利用者自らします。

特に、利用者にとって少しでも不利益になるような情報・共有する意味のない情報はスタッフから共有すべきではありません。

出身地でも、私たちの時代とは違った価値観でとらえる方もいて、昔で言う部落差別などで引け目を感じてしまう可能性があります。

年齢も同じです。スタッフからすれば「こんなに高齢なのにお元気に歩けている」と思って話していても、言われる側の感情はわかりません。

他にも私たちの想像の及ばないことで嫌な気持ちにさせてしまうかもしれません。

 

しかし、スタッフ同士の情報共有という面では「必要」な情報になります。

利用者にとって、スタッフは信頼できる人にならなければなりません。

その為には、個人を知って感情を知る必要があります。

それこそ、上記で言ったような感情が生まれているのかを知る必要があります。

 

このように共有する相手によって判断は異なります。わからなければ、上司や専門職に必要かどうかの判断を仰いでも良いでしょう。

これは、対利用者だけでなく、スタッフ同士、スタッフの情報等、業務上知りえたすべての情報に当てはまることです。

 

Aさんは子供が何人いる。どこに住んでいる。なんて話を自分のいないところでされたくありませんよね。

 

運営基準について

 

管理職以外のスタッフで運営基準・施設基準について理解している人が事業所内にいますか?

 

全てではなくても、人員基準や施設の設備基準など実地指導や監査などで指導や受けやすい項目が提供サービスごとにあります。

勤務しているスタッフの中に、最低限理解している人がいなければなにかあった時に「違反に気付かず」なんてことになるかもしれません。

 

出来ればスタッフ全員に読んでもらいたいが、資料を渡したところで読まないと思います。

 

そこで、読み方の「コツ」を伝授します。

 

運営基準や施設基準を読んでいると眠くなります。書いている内容も回りくどく、あいまいな表現です。

読みなれてくると理解も早くなりますが、しんどいです。

 

最低限、管理職以外は

 

「~に努めなければならない」=努力義務

「~しなければならない」=義務

 

であることを覚えてください。

 

そして「義務」は必須で覚えるようにします。

 

これだけでも十分なリスク管理になりますし、運営基準に興味を持つきっかけになると思います。

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まとめ

 

いかがでしたか?

 

めんどくさい研修ですが、スタッフや施設を守るために「何を知っておかなければならないか」を学ぶ機会になります。

 

私自身、何回もこの研修で講師をやりましたが、この記事に沿った内容にしてからはそれなりの手ごたえを感じます。

 

皆様の法令に関する研修がうまくいくことを応援しています。

 

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介護事業所の必須研修

当ブログサイトは主に、介護施設で必要な"必須研修"について発信しています。

 

下記の表をご覧ください。

 

介護倫理法令研修

介護サービス情報公開総合サイトより一部引用

それぞれの研修についてブログを作成しています(※作成中の記事あり)

 

もしご興味があればこちらから覗いてみてください。

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