こんにちはすきマッチです。
今回は訪問介護のお仕事についての記事を書きます。
人気のない介護の仕事の中でも特に人気のない訪問介護のお仕事。
しかし、実際に経験してみるとすごい魅力的なお仕事でした。
働き方にもよりますが、魅力は大きく3つ!
①時間の融通が利く
②単価が高い
③利用者の1番になれる
今回はデメリットを無視して魅力をたくさん伝えていきます。
目次
訪問介護とは
訪問介護とは「ヘルパーさん」のことです。
高齢者の自宅にお邪魔し、家事や身の回りのお世話をしにいくお仕事です。
ヘルパーステーションに依頼があると「サービス提供責任者」、サ責がヘルパーを派遣します。
ヘルパーの仕事は大きく分けて2種類あります。
「身体介護」と「生活介護」になります。
身体介護とは、排せつや入浴、整容などのお手伝いなど多岐にわたります。
一緒に出掛けることも同行援助の身体介護です。
生活介護とは、ヘルパーが家事や身の回りのお手伝いをすることです。
料理を作ったり掃除をする、買い物に行くなどのお仕事です。
1つ注意することはヘルパーのリズムでできそうなお仕事ですが、料理や掃除、買い物してくる品物のリクエストなど利用者の意向を聞きながらのお仕事です。
また、生活介護は利用者と一緒にすることで身体介護になります。
そして、ヘルパーは利用者のことしかできません。
同居の家族の部屋の掃除や洗濯、買い物などはできないのです。
また嗜好品を買えなかったり、衣替えや大掃除などができないなどある程度の制限もあることを忘れてはいけません。
利用者の買い物のついでだからとたばこやお酒などを買うことはしてはいけません。詳しくは事業所のサ責に聞きましょう。
※訪問ヘルパーは最低、初任者研修を修了しておかなければなりません。
無資格ではなることができません。
ヘルパーの魅力①時間の融通が利く
ヘルパーの魅力の1つ目は時間の融通が利くことです。
ヘルパーの働き方には2種類あります。
時給で働くか、登録ヘルパーとして働くかです。
融通が利くのは登録ヘルパーです。
時給だと給与は固定ですが、ヘルパーとして利用者の自宅でお仕事をしている以外の時間も給与が発生します。
安定した給与が欲しい場合は時給でのヘルパーがいいでしょう。
登録ヘルパーは、いわばスポットでのお仕事です。
ですので、自分が働ける時間をサ責に伝えてマッチングしてもらうイメージです。
次の章でも言及しますが、単価もいいので登録ヘルパーで働く時間が短くても十分な給与が期待できます。
子供が小さくて働ける時間が短い、所得制限があるし働く時間をできるだけ短くしたい、なんて方はぴったりの働き方かもしれません。
そしてなにより、サービスのペースもあなたのペースで進めることができます。
やるべきことはやらないといけませんが、基本的に手順ややり方はあなたの思うようにできます。※まれにこだわりの強い方がいて、利用者の言うようにやらなければならないこともあります。
誰かに急かされるでもなく、あなたのペースでできることはストレスフリーです。
ヘルパーの魅力②単価が高い
前の章でも少し触れましたが、登録ヘルパーは単価が高いです。
地域にもよりますが、私の働いている神戸市では1時間、身体介護は1,800円、生活介護は1,500円なんて単価もざらではありません。
特に所得制限のある方は、短い時間で十分な給与が期待できます。
たくさん働きたい方も複数の事業所に登録して、フルタイム張りに働くと想像以上に稼ぐことができるでしょう。
訪問ヘルパーは介護職にして数少ない、あなたの手にしたい所得に合わせた働き方ができるでしょう。
ヘルパーの魅力③利用者の1番になれる
私としては、これが一番魅力的に感じる要素です。
サービスの提供を繰り返すうちに、信頼関係が築かれていきます。
そして、ここがヘルパーが他の介護の仕事との違いですが、利用者の自宅で利用者と1対1での関係が作用します。
利用者が頼るのは、「ケアマネ」や「サ責」ではありません。
目の前にいるあなたを一番頼ってくれます。
他の介護の仕事は、施設でのケアです。デイサービスでも居住系の施設でもです。
施設にいる利用者は「何かあっても偉い人に聞く」というように、あなたではなく管理者や相談員という窓口的な人を頼りにすることが多いです。
その点ヘルパーはあなたが1番です。その分責任もついてくるのですが、それはまた別のお話。
人間同士ですのである程度の相性はありますが、信頼関係ができるにつれて仕事もやりやすくなるでしょう。
それに、あまり合わない利用者や困難事例に関してはサ責にお願いして交代してもらうこともできます。
あえて困難事例である利用者の担当になり、信頼関係を築くことも楽しかったりします。
事業所によっては、情が入りすぎたり不正につながることもあるので、1名の利用者に複数のヘルパーがかかわったり定期的に交代する場合もあります。
しかしそれでも、その瞬間、その時間はあなたと利用者の1対1の関係になり利用者にとってはあなたが1番です。
そして1対1でケアをするということは、あなたと利用者がケアを決めていく「個別ケア」を一緒に作ることができます。
大体のサービス内容はケアマネやサ責が担当者会議で決めてくるのですが、利用者に合わせたケア、あなた色のケアを共同作業で作っていくことができます。
「この人にはこの味付け」「この人のパンはこのメーカーじゃないと」「この人はこのタイミングで○○をするの」なんてあなたしか知らない利用者がたくさん出てきます。
それを同僚や上司に報告することも楽しいお仕事です。
訪問ヘルパーは介護職の最高到達地点
ここからは完全に個人の見解です。
ここまで読んでいただいて感じたかもしれませんが、訪問ヘルパーは1人で判断することがたくさんあります。
もちろんわからないことはサービス中にサ責に相談することもあるでしょう。
しかし、すべてを聞いていたのでは仕事になりません。
それには介護職としての経験に加え、家事の知識やスキル、認知症や疾患の基礎的な知識が必須になります。
普段は利用者にやり方や手順を聞く、時間内にサービスを終わらせる、を基本にサービスを提供して、ちょっとしたトラブルには臨機応変に対応、かっこいいですよね。
ですので、家事をしたことがない人、介護を始めたばかりの人や経験の浅い人にはしんどいお仕事かもしれません。
しかし、訪問ヘルパーを経験しておけば「介護職」としてのしっかりとした基礎が身につくでしょう。
そして、私は訪問介護を極めた人こそ最強の介護職だと思っています。
法人内でも「訪問ヘルパー」を介護職の上位職として処遇を変えたいぐらいです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ヘルパーの魅力をいくつか挙げてみました。
不人気な職種ですが、人によっては何物にも代えがたい魅力的なお仕事です。
私個人としては、介護職の中で一番魅力的だと思います。
あなたがもし、上記で上げた3つを魅力的だと感じるなら訪問ヘルパーの世界に進んでみるのもいいかもしれません。
下記の記事でも挙げたように「不人気」である理由も確かにあります。
しかし、ほかの介護職では味わえないような体験ができることは間違いありません。
あなたも訪問ヘルパーとなり介護職の最高到達地点に到達しましょう。
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