こんにちは、すきマッチです。
今回はレクリエーションをする上での大切な考え方を解説してみます。
あなたはレクリエーションが好きですか?
好きな人、嫌いな人ははっきりと分かれるでしょう。
好きな人は、経験が浅くてもこれから自分で調べて向上していくので、この記事を読まなくてもいいかもしれません。
嫌いな人は大変です。嫌いなままレクリエーションをすることは、高齢者の生活に少なくない影響を与える可能性があります。
この記事を読んでいただき、自分自身のレクを見直す機会にして頂けると幸いです。
目次
レクリエーションとは
レクリエーションとは、
仕事や勉強の疲れをいやし、元気を回復するために行う娯楽
と定義されています。
高齢者に当てはめてみると、
ハンデのある生活や思い通りにならなくなった身体、外出機会が減ってふさぎ込んでいる疲れをいやし、元気を回復するために行う娯楽であり訓練
となるのではないでしょうか。
よく言われる「チーチーパッパ」のイメージではもったいないですよね。
では、次の章でどのような心積もりでレクリエーションをするといいかを解説していきます。
レクリエーションをするときに持ってほしい考え方
冒頭でレクリエーションが嫌いな人に、少しきつい事を言いましたが、理由が分かっていただけたでしょうか?
もちろん、嫌いでもあなたなりに頑張っている、ご利用者様は楽しんでくれている、というなら何も言いません。
そうです。高齢者にとってレクリエーションは心身機能に多くの意味を持ちます。
影響するのは、孤独感、社会性、認知機能、身体機能、モチベーションなど多岐にわたり内容ややり方によって効果は大きく変わります。
何より一番影響するのは、提供するスタッフのモチベーションです。
うまくできなくてもいいんです。
ただ、恥ずかしがったりやる気のない感じ、下調べなしでグダグダ。こんなのは最悪です。
はじめからうまくできる人はいません。
今の時代は、ネットでいくらでも調べられるし、YouTubeもあります。
高齢者、ご利用者のために、レクリエーションをする気持ちを持っていればいいんです。
例えば、高齢者の方が何を意識することでどのような効果が得られるか説明するのはどうでしょう。
しりとりは連想したり言葉を頭から引き出すトレーニングになる、
風船バレーは、座位保持や方や腕の稼動域、反射神経など、レクリエーションは一つ一つにいろいろな効果が見込めます。
それらをひとつでもいいので、やることの効果を説明してみましょう。
筋トレやリハビリ、スポーツや勉強、なんでもそうですが意識することは大切です。効果は確実に大きくなります。
効果があることを意識しながらレクリエーションに取り組む。それだけで以前のレクリエーションとはまったく違うレクリエーションになります。
まずは1つ。専門的な用語を使わなくても「集中力」や「足の力」「腕の力」みたいに簡単な効果で大丈夫です。
ご利用者の反応がよかったり、あなた自身が手ごたえを感じることがあれば、自分なりに専門的な知識や用語も調べるようになります。
楽しくやお手軽も大事ですが、効果を意識することをしてみてください。
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高齢者のレクリエーションの企画の仕方
普段のレクリエーションにここまで必要がないかもしれませんが、ちょっと凝ったことをやる、これまでにない事をやる場合は、下記のことを少し意識して立案してみて下さい。
レクリエーションのポイント
①「レクリエーション」とは、「ハンデのある生活や思い通りにならなくなった身体、外出機会が減ってふさぎ込んでいる疲れをいやし、元気を回復するために行う娯楽であり訓練」と定義される。
②レクリエーションは、人の社会的欲求・知的(心理的)欲求・身体的欲求を満たす要素がある。
③レクリエーションには、個人の活動もグループ活動もある。
④高齢者のレクリエーション指導の際は、留意点を理解しておく。
⑤レクリエーションの企画は、資料の作成と分析・目標設定・立案・実施・評価の5つの段階がある。
レクリエーションの概念
「recreation」という言葉は、「re=再び」「create=つくる」が合わさった「つくりなおし」(語源=ラテン語)が転じて「再びつくる、元気回復」するという意味があります。
高齢者が自発的に、個人または集団で行う活動や経験であり、ゆとりと楽しみの創造を目標とするととらえられています。
人間の欲求
人間の基本的欲求は「生理的欲求」、他者から認められたいという「社会的欲求」、知識やなにかをやりたいという「知的欲求」、体を動かしたいという「身体的欲求」の4つがあります。
このうち生命維持に不可欠な「生理的欲求」を除く3つの欲求とレクリエーションは、大きく関係しています。
集団活動のメリット
レクリエーションにおいては個人活動もグループ活動もそれぞれ違ったメリット、デメリットがあり、うまく使い分ける必要があります。
その中で介護現場取り入れることの多い集団でのレクリエーションは、
①集まること自体が楽しいと思える。
②コミュニケーション能力を高め、集団の中の役割を見出すことで、自己肯定感を高める。
③共に協力することの喜びにつながる。
高齢者レクリエーション指導の留意点
準備運動と整理体操
突然動くことは、事故の元となり危険です。
また、盛り上がった後はクールダウンが必要です。
集団
グループ・レクリエーションでは、メンバーの組み合わせはとても大事になります。
レクリエーションの内容により身体機能や認知機能のレベルにより、楽しめない場合があります。
声かけ
無理強いは禁物ですが、日本の高齢者は反射的に断ってしまうことが多いので、最低2度は声をかけてみたいものです。
特に男性は参加率が低くなってしまいがちです。
また、高齢者は関心があっても自信のないことには参加しづらいのです。司会者はさまざまなご利用者の気持ちを汲んで、有効な声かけを心がけましょう。
レクリエーションのレベル
あまりに子どもっぽいゲームなどは控えましょう。
レクリエーションの企画から実施まで
【レクリエーション企画の5つの段階】
資料の作成と分析
ご利用者のADLや認知機能のレベルの判断、集団である場合はルールの融通性などを検討しておく。
ネットや動画サイトにいくらでもネタはあるので、探してみて下さい。
目標設定
どんな効果があるのか、何を意識して欲しいのかを考え、伝える。
立案
実施のための具体的な計画。必要な道具などの準備、確認。
スタッフに周知するために、共通の書式などがあればやり易いです。
実施
役割分担、段取りの確認をする。安全対策の確認までおこなう。
評価
満足度や反応について、ご利用者からのフィードバックも考慮しながら、評価し、問題点を把握する。
次回へ向けて当日を振り返り、改善点などを検討する。
まとめ
いかがだったでしょうか。
レクリエーションに対する考え方に少しでも変化があったでしょうか?
苦手でも大丈夫です。ご利用者は一生懸命に取り組んでくれるスタッフに冷たい対応はとりません。
周りのスタッフも協力してくれるはずです。
まずは1つ、レクリエーションによって得られる効果を説明して始めることから取り組んでください。
最後まで読んだ頂き、ありがとうございました。
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