こんにちは、すきマッチです。
今回はレクリエーションシリーズとして、介護現場でよく使われるレクリエーションの応用と介護士の視点の解説をします。
さらに、理学療法士の視点から個別機能訓練としての効果の解説を紹介したいと思います。
レクリエーションは「楽しむ」ことが重要ですが、「意識するポイント」をつかんでおけば、かなり効果的なリハビリになります。
せっかくレクリエーションをするからには、「楽しむ」と「リハビリ」を最大にしましょう!
レクの担当になって困ることの多いあなた、是非この記事を参考にレクリエーションが得意になってください。
第1弾はボーリング!座位の保持と重心移動がポイントです。
目次
デイサービスのレク ボーリング
ご存じボーリングです。
実際のピンのようなものを準備してもいいですが、ペットボトルや空き缶などを利用してもできてしまいます。
季節感を出すために絵や写真を貼っても面白いですね。
ご利用者のレベルに合わせて、ペットボトルに水を入れて難易度を上げたり、ボールの大きさを変えるのも面白いでしょう。
高得点のピンを作ったり、ピンを製作するのもおススメです。
活動の注意点は、
ポイント
・足をしっかりと地面につける(車いすの方はフットレストを上げる)
・前傾になりすぎないようにする
・盛り上げる
デイサービスのレク ボーリング 応用編
参考
・ニアピンボーリング
・パターボーリング
・宣言ボーリング
応用はたくさんありますが、3つ紹介します。
ニアピンボーリング
本来のピンを倒す目的から、「近くで止める」という全く違う目的で行うゲームです。
運の要素も出てくるのでADLに差があるご利用者同士でも楽しめます。
ルールの説明をしっかりと行ってくださいね。
パターボーリング
ボールを投げる行為から「打つ」行為に変えます。
車椅子で比較的重度の方も参加ができるのでやってみてください。
ゴムボールのような軽いボールでやると、力いっぱい打つ方がいると飛んで行ってしまうので注意してください。
パターやバットのようなボールがない場合は、足でけって「サッカーボーリング」もいいでしょう。
宣言ボーリング
これも名前の通り、何本倒すか、というゲームです。
普通のボーリングではどうしてもADLの高い人ばかりが高得点になってしまうので、制限をつけることをお勧めします。
たまには思いっきり投げていただくことも大切ですが・・・
ピンに番号をつけて「番号を宣言」「合計点を宣言」なんて工夫もできます。
デイサービスのレク ボーリング PT’eye(PTの視点)
ボーリングはPTからすると絶好のバランス練習です。
事例で簡単に考えてみたいと思います。
今回は脳梗塞後の右片麻痺のご利用者を例に考えてみたいと思います。
片麻痺の方の多くは立位姿勢でも座位姿勢でも麻痺側に体重を乗せることを怖がります。
そして今回の事例の方は座位姿勢では左側(非麻痺側)に傾いていると仮定します。
個別機能訓練では"その方に合った個別な目標"を立てる必要があり、この方の目標を、
「トイレ時のお尻を吹く動作の自立」とするなら、右側の体重をかける能力や前傾姿勢を保てるが必要になりますよね。
ボーリングレクの際この点に着目すると、ただボーリングを楽しむわけではなく、あえて身体を右側に傾けるようにピンを設置したり、声をかけたりします(転倒へのリスク管理と説明は必須です)。
そしてその際、PTは下記の3つのポイントで座位の評価をしています。
① 静止姿勢
② 動的座位(立ち直り反応)
③ 保護伸展反応
これらについて詳しくご説明している記事があります。
もし詳しく知りたいと思われたらこちらの記事を見てみてください。
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参考介護福祉士の方に是非読んでほしい【理学療法士がいう"座位バランス"とは何か!?】
こんにちは、すきマッチです。 今回は座位バランス能力についてお伝えします。 よく理学療法士等が立てる目標に「座位バランス能力の向上」とありますが、はたして座位バランス能力と ...
続きを見る
ボーリングもアプローチ方法を工夫すると、立派な個別アプローチに変わるわけです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ボーリングと言っても工夫次第でたくさんのルールを設定できます。
冒頭でも述べましたが、レクには機能訓練の視点を意識していただくことも重要になります。
盛り上がるとご利用者の普段見れない顔がみれたり、キャラクターが見えることがあります。
レベルに合わせたレクリエーションで盛り上げてくださいね!
高齢者レクレーション記事の第2弾は【ビンゴゲーム】
ご興味があればこちらの記事もどうぞご覧ください。
デイサービスのレクリエーション:ビンゴ【必見!PTによる個別機能訓練の視点あり】
当ブログとは違った観点からレクレーションについて記載されているブログ記事があります。
こちらも参考にしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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