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認知症

知らなきゃ損!認知症になっても失わないモノ【認知症の症状を理解しよう】

知らなきゃ損!認知症になっても失わないモノ【認知症を理解しよう】

こんにちは、すきマッチです。

 

認知症と聞いてどういったことを思い浮かべますか?

 

物忘れ、同じことばかり言っている、徘徊している・・・

 

いいイメージをする方はいないのではないでしょうか。

 

では、自分がなったらどう思いますか?

 

終わった・・・

絶望感?

どうなっていくのか?という不安、など

 

これもネガティブなモノばかりになりますよね。

 

そもそもあなたは、認知症のなにを知っていますか?

 

認知症についての記事は下記を参考に

認知症ケアの基本!知るとケアが楽になる【認知症の中核症状と周辺症状】
参考認知症ケアの基本!知るとケアが楽になる【認知症の中核症状と周辺症状】 

  認知症は日本では身近な病気で、4人に1人は認知症患者かその予備軍といわれています。   誰が認知症になってもおかしくありませんし、親や身内が認知症になり介護をする立場になる可能 ...

続きを見る

 

認知症になっても失わないものの方がたくさんあります。

 

失われないたくさんのものをお伝えして、少しでも認知症を知っていただきたいです。

 

 

 

認知症とは

 

実は、認知症という病気はありません。正確には、認知症は病名ではありません。

 

認知症とは、原因疾患といわれる疾患が原因で脳の機能が低下することで出現する「症状(症候群)」です。

 

よくいわれるのが、原因疾患の名前をとった次の4つの認知症です。

 

メモ

アルツハイマー型認知症

脳血管性型認知症

レビー小体型認知症

前頭側頭型認知症(ピック病)

 

です。

 

これらの疾患は脳に様々な影響を与え、認知症という症状を引き起こします。

 

主な認知症の症状としては「中核症状」「行動・心理症状(周辺症状/BPSD)」があります。

 

※この記事では、周辺症状で統一します。

 

中核症状とは、認知症の方ならだれでも出現する可能性がある症状です。

 

例:記憶障害や見当識障害、理解力・判断力の低下など

 

物忘れ、どこにいるかわからない、日付がわからない、物事の順序が組み立てられない、モノを認識できない、モノの使い方がわからない、など

 

周辺症状とは、中核症状が原因になり心理面(行動)に現れます。性格や環境によって出現するため、個人差が大きいです。

 

例:不安や抑うつ、徘徊やモノとられ妄想、暴力・暴言など

 

ポイント

中核症状が出現することにより、「常に不安定な状態」にいる

不安定な気持ちから周辺症状の出現

 

皆さん、言葉が通じなくて文化の全く違う外国に、一人でいくイメージをしてください。

 

ソワソワしたり、キョロキョロしますよね。これ状態が、中核症状が出現している状態です。

 

そんな状態で、不適切な扱い(ケア)を受けると不安や憤りを感じます。これが、周辺症状が出現した状態です。

 

どうでしょう?少し認知症についてご理解いただけましたか?

 

認知症は病気ではなく、なにかしらの病気が原因で脳の機能が低下することにより出現する「症状」である。

 

認知症の症状には、誰にでも出現する「中核症状」と、中核症状と環境や性格により出現する「周辺症状(BPSD)」がある。

 

以上を元にしながら、次の章では認知症になっても失われないモノ、についてお話していきます。

 

厚生労働省の認知症の解説

認知症になっても失われないモノ

 

この章を読む前に、みなさんが思う「認知症の人」を想像してから読み進めていってください。

 

 

 

 

記事の最初に、認知症になっても失われないモノがほとんどだ、というお話をしました。

 

では、失うものはなんでしょうか・・・?

 

結論から言うと「中核症状」のみです。

 

中核症状とは、

 

記憶障害

見当識障害

理解・判断力障害

実行機能障害(遂行機能障害)

失語・失認・失行

 

です。

 

簡単にそれぞれの障害を説明すると、

 

記憶障害

→特に短期記憶において顕著にみられ、進行に伴い長期記憶が失われていきます。

 

記憶を溜めておくコップに水(記憶)があるとイメージしてください。

そのコップは人の成長と共に大きくなり、入る量も多くなります。

認知症になると、コップの成長は止まり注がれる水(記憶)はこぼれ落ちてしまいます。(短期記憶の喪失)

さらに、コップは上の方から崩壊していき、古い水(記憶)もどんどんこぼれていきます。(長期記憶の喪失)

 

認知症と記憶の関係はこのようにイメージしてください。

 

物忘れとの違いは、朝食を食べた後に

 

朝食は何を食べたっけ?←物忘れ

 

朝食を食べていない!←認知症

 

エピソードの詳細を覚えていないのは物忘れ、エピソード自体を忘れるのが認知症の特徴です。

 

見当識障害

→自分の置かれている状況を正しく理解する能力です。

 

日時や時間→場所→人物の順にがわからなくなります。

 

遅刻が増えたり、ごみの日にごみを出していなければ注意が必要です。

 

理解・判断力の障害

→物事の理解に時間が掛かるようになる、一度に複数のことをいわれると理解が難しくなる症状です。

 

日本語で言う比喩表現やあいまいな表現は理解が難しくなります。

 

具体的で簡単な表現を心掛けましょう。

 

実行機能障害(遂行機能障害)

→物事を、計画をもって実行することが難しくなります。

 

例えば、家事で洗濯をしながら掃除→洗濯を干すといった複数のタスクを計画的におこなうことが難しくなります。

 

また、予測していない事や新しいことに適切に対処できなくなります。

 

事故で普段の道が通れないとどうすればいいのかわからなくなる、デイサービスを利用するように新しいことをはじめるとなにをしていいのかわからなくなる、といった感じです。

 

失語

→失語には、話は理解できるが言葉が出にくくなる・文字を書くのが難しくなる運動性失語と、

 

言葉は出るが、相手の話や文字を理解することが難しくなる感覚性失語があります。

 

どちらも言葉がうまく使えなくなる症状です。

 

失認

→身体に問題がない状態でも、五感による認識を正常に把握することが難しくなる症状です。

 

触られていてもどこを触られているのかわからない、目で見て認識できないが触ったり、音を聞いて認識できるなど。

 

また、半側空間無視の症状も失認の一つです。半分の空間が認識できないので、ご飯を半分残したり無視側を壁やドアにぶつけるといったことが起こります。

 

失行

→身体的に問題ない状態で行動する意思もあるが、動作が行えなくなる症状です。

 

はしやハサミの使い方がわからない、手は洗えるが「手を洗う」という指示が入らない。といった具合です。

 

以上が「中核症状」といわれる認知症の症状です。

 

そして、これらの症状がすべて出現するのではありません。

 

それでは、このようなことが自分自身の身に起こるとどのように感じるでしょうか?

 

訴えや主張が正確に伝わらないとしたら、伝えられないとしたらいかがでしょうか。

 

周辺症状が、私たちが見て「異常」と感じる行動が出てきてしまうことも理解ができませんか?

 

文中でも述べたように、「中核症状」を失うことで出現する「周辺症状」は個人差があります。

 

また、ケアで出現を限りなく抑えることも可能、といわれています。

リンク

 

こうして見ると、健康な人から見たら失っているものは少なくありません。

 

しかし、私たち介護士や家族といった「介護者」が認知症を正し理解し、正しいケアをすることで失うものを「中核症状」だけにすることができます。

 

あなたがこの章の最初に想像した認知症の人のイメージと、今の認知症の方のイメージに変化はあったでしょうか?

 

変化の分、認知症をご理解いただけたと思います。

 

認知症の進行を遅らせる方法

 

認知症を遅らせる方法は、結論から言うと介護者がレベルアップすることです。

 

日々接する介護者が認知症を知り、理解することで確実に進行を遅らせることができます。

 

私は、介護士になって13年以上が経ちます。

 

はずかしながら、認知症についてしっかりと学習しているのはここ2,3年です。

 

これまでも、「なんとなく」や「コツ」といった不確かなモノで対応ができていました。

 

できたというより、できていると思っていただけかもしれません。

 

学習をして改めて感じることは、介護士が介護を「線」ではなく「点」でとらえている、ということです。

 

簡単に言うと、「その日が終わればOK」みたいな感じです。

 

今日のこのケアが、ご利用者の明日にどんな影響を与えるか

 

またはこのケアを続ければ1週間後、1か月後、1年後にどういった影響を与えるか

 

を想像できていないということです。

 

私はデイサービスの経験しかなく、施設等はスポットしか勤務経験がありません。

 

それでも言い切ることができます。

 

介護士の半分以上、いえ7割以上は想像ができていません。

 

言い分はいろいろとあるでしょう。

 

人手がない、勉強する暇がない、ご利用者を知る暇がない・・・

 

介護士を名乗り、プロとして給料をもらっている時点でそんな甘えは通用しません。

 

今は通用しているかもしれまあせんが、介護士の地位を上げ、専門性を高める過程でそういった介護士たちは淘汰されていってしまいます。

 

機械にとってかわられてしまいます。

 

だって思いませんか?

 

知識もなく、考えることをやめた人間よりも疲れを知らない機械のほうが、文句も言わずに働いてくれます。

 

2018年ごろにメディアが介護を単純労働であるような表現をして問題になりましたが、いまのままでは単純労働といわれても仕方ない部分もあると感じています。

 

認知症のケアや介護の対人ケアは人間にしかできない業務はたくさんあります。

 

人間にしかできない、介護士しかできない業務を確立していくことが重要です。

 

厳しめに書きましたが、私は介護士の皆さんが毎日ご利用者のことを考えて業務をしていることを知っています。

 

優しく語りかけ、さりげない気配りでご利用者の支えになってくれていることでしょう。

 

それも大事ですが、それはアマチュアでも訓練をつめばある程度できます。

 

私たちは介護のプロです。

 

認知症を知ることが、ご利用者を知ることが、

 

ご利用者の明日を、未来を少しずついいものに変化させられます。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

認知症について私の目線から「失われないもの」について書いてみました。

 

認知症になってしまった人たちは常に不安です。

 

進行に伴い人格を失ってしまったようにも見えます。

 

ですが、その瞬間瞬間を生きていることは私たちと何ら変わりありません。

 

その瞬間を安心して過ごせるお手伝いが当たり前にできれば、「認知症になる」誰にでも可能性のある不安を少し解消できるのではないでしょうか?

 

認知症に興味を持ってくださるきっかけになれば幸いです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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下記の表をご覧ください。

 

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