
こんにちは、すきマッチです。
今回は訪問介護の事業所を運営するのに必須級の加算「特定事業所加算」についての記事です。
訪問介護事業所では、サービスの質を高めるために「特定事業所加算」という制度があります。
この加算を取得するには、一定の条件を満たす必要があり、その中心的な役割を担うのが**サービス提供責任者(サ責)**です。
今回は、サ責が現場ヘルパーにどのような指示を出すべきか、具体的な内容とともに解説していきます。
目次
■ 特定事業所加算とは?
「特定事業所加算」とは、厚労省が定めた基準を満たした訪問介護事業所に対して支給される加算です。
目的は、質の高いサービス提供体制を評価・支援すること。
主な取得要件(一部抜粋):
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サ責の配置人数が十分であること
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実地研修や同行指導など教育体制が整っていること
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記録・報告体制が整備されていること
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24時間の連絡体制があること
■ サ責が行うべき「指示内容」とは?
特定事業所加算の要件を満たすため、サ責が現場の訪問介護員(ヘルパー)に対して行う指示は、形式的なものではなく「根拠のある・内容のある」指示が求められます。
① サービス提供前の明確な指示書の作成
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サービス内容(入浴、排泄、食事介助など)を明記
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利用者の体調・状態に応じた配慮点(例:転倒リスクがある、嚥下機能が低下している 等)
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禁忌事項(例:床ずれ部分への刺激を避ける、特定の食材はNGなど)
② 実施後の報告に基づくフィードバック
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記録から得た情報をもとに次回以降のサービスを調整
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状態変化が見られた場合の再アセスメントとサービス内容修正
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ヘルパーの介護技術やコミュニケーションへの指導
③ 同行訪問による直接的な指導
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利用者への接し方、声かけ、動作補助の方法などを実際に指導
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気になる点はその場で修正し、フィードバックを行う
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記録の記入方法もその場で確認・改善を促す
④ 定期的なミーティング・ケース会議の開催
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利用者ごとのケアの進捗状況や課題を共有
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他ヘルパーへの情報連携を強化
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介護職員からの意見・疑問を吸い上げ、対応策を検討
■ サ責の指示は「チームケアの軸」
サ責からの適切な指示は、ヘルパーの安心感につながり、利用者に対して一貫性のある質の高いサービスを提供することができます。
こんな言葉がけが現場では大切!
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「○○さん、今朝はむくみが強いので足の様子をよく観察してね」
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「排泄の後は、いつもより丁寧にスキンケアをお願い」
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「次の訪問のとき、保清方法を少し変えてみようか」
■ まとめ|加算取得だけが目的じゃない!
特定事業所加算は、単なる点数アップのための制度ではありません。
「質の高い訪問介護を実現するための体制整備」と「現場力の向上」が本質です。
サ責からの指示が的確であるほど、ヘルパーのスキルが育ち、利用者に安心・安全な介護を届けることができます。
現場を支える「指示」は、介護の質そのものです。
今日も一つひとつの指示を「丁寧に・的確に・愛情を持って」伝えていきましょう!
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