こんにちは、すきマッチです。
2021年度の介護保険改訂に伴う個別機能訓練加算の違いを表にしてみました。
これを見ると一目瞭然です。
加算が算定しやすくなり、理学療法士などの専門職を雇用しやすい制度改正になったと思います。
それによって"より個別的な目標に沿った訓練"と"より専門性の高い訓練"を求められるようになりました。
しかし、報酬はマイナス改定になってしまったことは残念です。
では、早速どうぞ。
改定前後の比較
改定前(2021年3月末まで)がこちら。
改定後(2021年4月以降)がこちら
人員基準等の変更をしっかり確認
法改正で必ず押さえておきたいのが人員基準等の変更です。
旧個別機能訓練加算(Ⅰ)では「常勤専従1人以上」の機能訓練指導員の配置が必要でした。
それが今回は常勤要件がなくなり、今まで常勤を配置できなかった事業所も、非常勤を雇用して算定できるようになりました。
しかし気をつけたいのが、
ポイント
・配置する時間に定めがないのが(Ⅰ)イ
・サービス提供時間を通じて配置している場合は(Ⅰ)ロ
そして実施者に関しても、
ポイント
旧(Ⅰ):実施者は機能訓練指導員以外でもよかった
新(Ⅰ):機能訓練指導員が直接行う
に変更しています。
機能訓練の対象人数要件もおさえておきましょう。
ポイント
旧(Ⅰ):規定がなく集団訓練でも算定できた
新(Ⅰ):5人程度以下の小集団または個別
この背景には「各利用者の状態をより考慮した機能訓練の提供」をしましょうという考えがあります。
そして最後に訓練項目です。
ポイント
旧(Ⅰ):利用者の自立支援と日常生活の充実に資するよう、身体機能の維持向上訓練を複数種類準備すること
旧(Ⅱ):利用者の生活機能向上を目的(1人で入浴できるようになるなど)とする実践的反復的訓練
新(Ⅰ):各利用者の心身の状況に応じて身体・生活機能向上を目的に機能訓練項目を柔軟に設定すること
この変更により、事業所は複数種類の訓練項目を用意し、利用者個々の状態に応じて選択することが必要になりました。
おわりに
いかがだったでしょうか。
今回の改定で"より個別的な目標に沿った訓練"と"より専門性の高い訓練"を求められていることがわかります。
しかし、個人的に思うのは「それなのに個別機能訓練加算はマイナス改定かよ…」と思ってしまいますが…。
理学療法士の存在が危ぶまれます…。
訪問介護によるリハビリ職も今回の改定で大打撃を受けています。
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参考までに2021年度の介護保険改定に伴う厚労省の資料ものせていますので、興味のある方はこちらをどうぞ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
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