2021年度介護保険改正による訪問リハビリテーションの内容【これだけ見ればOK】

こんにちは、すきマッチです。

訪問リハビリテーションは基本報酬が15単位増え、増加率は5.1％と他サービスよりも大きな増加となりました。

理学療法士である身としては、非常にうれしい改定でした。

なぜなら訪問リハビリの必要性が認められ、この仕事が評価されたからです。

そして加算の変動から訪問リハビリの役割も読み取れ、明確化されつつあります。

では早速、改定内容から見ていきましょう。

改定内容はこちらです。

基本報酬、加算内容、サービス回数すべてにおいて+改定ですね。

これら改定内容から読み取れる、訪問リハに求められていることはこの2つではないでしょうか。

では簡単に解説していきます。

プラス改定をいかす条件は医師の参加

リハマネ加算（Ⅲ）が大幅にアップしました。

加算の要件は、医師による利用者・家族へのリハビリテーション計画の説明です。

でも医師は忙しい…。

2019年ではリハマネ加算（Ⅲ）の算定率は12％程度とのこと。

今回の改定でリハビリ会議の開催がオンラインでも求められたことにより、

どれだけ医師が必要性を感じ参加してくれるか、または参加できる環境を整えることができるかが明暗を分けるかもしれません。

自宅におけるリハビリの意義や目的を説明する

また、今回の改正では訪問リハビリテーションの算定回数にも変化がありました。

訪問リハビリテーションの算定は1週に6回が限度ですが、

退院・退所の日から起算して3か月以内の利用者に対しては、週12週までの算定が可能となりました。

大変うれしい変更です。

事業所の収入もアップしますし、利用者への援助の幅も増えます。

但し、むやみに利用を増やすだけでは意味がありません。

利用者への細かい説明が必要です。

3か月間でどのような目標を設定し、どのようなプログラムでリハビリをしていくか、

また3か月後には通所介護や通所リハへ行くのか、それとも訪問リハの回数を少なくし継続するのか、

よく話し合うい説明する必要があります。

まとめ

いかがでしたか。

訪問リハビリだけではなく、介護保険事業全体的に「より専門的に」「より個別性を重視した」改正になっていると思います。

訪問リハビリは「ご利用者が在宅に戻って生活に慣れ、通所サービスへ繋いでほしい」というメッセージを強く感じます。

以上です。

他にも2021年度法改正に伴う、通所介護や訪問介護のリハビリ職が関わ加算について記事を書いています。

訪問リハビリとは逆に、訪問看護によるリハビリ職は今改定で大打撃を受けました。

興味のある方はこちらの記事もどうぞ。

リハビリ職による訪問看護に大打撃【2021年度　介護保険改正】

参考までに2021年度の介護保険改定に伴う厚労省の資料ものせていますので、興味のある方はこちらをどうぞ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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