「なぜウォーキングだけじゃダメなのか？」を解説します。高齢者が健康を維持したいなら筋トレは不可欠！

こんにちは、すきマッチです。

「高齢者に筋力トレーニングなんてとんでもない。けがをする危険性が高すぎる」

20年前ぐらいまではこの考えが一般的でした。

その頃の高齢者向けの運動といえば、ウォーキングをはじめとする有酸素運動が主流でした。

しかしそれは昔の話。

現在は「高齢者でも筋トレの効果は期待できる」とされていて、

「高齢者でも筋トレをして当たり前」な時代です。

筋力トレーニングとウォーキングの併用がベスト

「ウォーキングだけじゃダメなんでしょか？」

結論から言うと、ベストな選択は＂筋力トレーニングとウォーキングの併用＂です。

しかし、運動習慣のない方がいきなり両方の運動を始めるのは、心理的にも体力的にも負担が多すぎます。

そんな方には筋トレから始めるのが良いかと思います。

私が運動習慣のない方へ指導する場合は＂最初の1ヶ月は筋力トレーニングのみ＂、

そして＂筋力トレーニングが習慣化されてきた2ヶ月目からウォーキングを追加＂としています。

理由は、有酸素運動と筋力トレーニングの効果の違いにあります。

有酸素運動と筋力トレーニングの効果の違い

糖尿病や高脂血症などの運動療法として、ウォーキングをはじめとする有酸素運動の効果は広く知られています。

しかし、加齢に伴う筋力量の低下（サルコペニア）や変形性膝関節症などを予防・改善するには、ウォーキングでは負荷が弱すぎるのです。

サルコペニアについて興味がある方は、こちらの記事をどうぞ。

高齢者に生じる「サルコペニア」とはなにか？！その恐怖とその予防について解説。

また膝に痛みがある方が歩くとかえって症状を悪化させかねませんし、雨や雪の日に外を歩くのも危険です。

5000歩をクリアしようとすると1時間近くかかるので、毎日実施することは現実的とは言えません。

脂肪の燃焼という結果が出始めるにも3ヶ月程度かかるので、そこまで頑張れないという方も少なくありません。

その点筋力トレーニングはウォーキングほどではないにしても、糖代謝・脂質代謝の改善に効果があることが明らかにされていますし、筋肉量の増加には最適の運動です。

また効果を体感できるまでの期間も、お腹周りや太もも周りが引き締まってきた気がする、といった着衣感の改善であれば1，2週間とかなり早い時期から体感される方もいます。

安全性についても適切な方法で実施、対応していれば特に問題はありません。

高齢者の運動について記事を書いていますので、興味がある方はこちらの記事もどうぞ。

まとめ

まとめることこうなります。

ウォーキングの正しい方法についてもブログを書いていますので、興味のある方はこちらの記事もどうぞ。

厚労省も筋トレなどの運動とウォーキングの併用を推奨しています。

興味のある方はこちらをどうぞご覧ください。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

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