いきなりですが、介護職の皆さんの手取りの給料はいくらありますか？
現在の介護の仕事だけで充分食べていけるでしょうか。
若い介護職の皆さんは将来、結婚や子供ができて不自由のない生活ができるかイメージしてください。
改正のたびに、処遇が改善されて一昔前に比べると「給料が安すぎる」といった印象はなくなってきました。
しかし、手当てばかりがあがって基本給13万円とかざらにあります。
基本給が低いと賞与や残業代の単価が低いことになり、額面の数字のわりに年収が…なんてころもあるでしょう。
さらに、36協定により残業時間の規制もかかるようになりました。
個人的に残業で稼ぐというのはおススメしませんが、一定数残業で稼いでいた方もいたでしょう。
今回は、そんな給料事情を踏まえたうえでの介護士にお勧めの副業を紹介します。
少しでも収入が増えることは、精神的に余裕が出てケアにもいい影響を与えることでしょう。
目次
介護士の給料事情
冒頭でも少しふれましたが、介護職の給料はどんどん改善されています。
処遇改善、特定処遇改善などの手当てが増えて多い人では10万円以上支給されています。
手当も、資格手当、夜勤手当、役職手当、運転手当など充実している法人もたくさんあります。
それでも、年収で見てみるとどうでしょうか。
300万～350万ぐらいが一番多いのです。
参考
「年収ガイド」さんのホームページがとても見やすく参考になります。
男女含めた全体で年収346万円、月収24.5万円、賞与53万円が平均値になります。
日本人全体の平均年収が440万円ぐらいですので、100万円近くの開きがあります。
これをどうみるか。
結婚を機に介護職から離れていく方、出産を機に、などなど収入に限界を感じてしまい他産業に転職していく人をたくさん見てきました。
このような結果を見ると「介護士の年収が低い」というイメージは間違っていないでしょう。
改善後でこれですので、改善前は…
しかし、年収だけを見て介護のお仕事されている方ばかりではないです。
介護職の皆さんが介護の仕事をされている理由はそれぞれあるでしょう。
介護士の魅力ややりがいを感じておられる方、無資格で始められるのでとりあえず、就職難で…など。
私個人の意見で厳しい見かたですが、「介護士の質」を考えると妥当なような気がしないでもないです。
やりがいや魅力を盾に採取するようなことは断固として反対ですが、「介護士の質」も処遇と共に上げていかなければならないと強く感じています。
実際、介護職で稼いでいる人は年収500万を超えている方もおられます。
では、年収を個人の力で上げる方法は、大きく分けて3つです。
ポイント
- 給料のいい他産業に転職する
- 出世する
- 副業をする
皆さんはどの方法が一番可能性がありそうですか？
転職は、能力や年齢にもよりますが確実性があります。
出世はポストの数もあるので、個人の力だけでは確実性に欠けます。
副業は完全時自分次第ですので、やる気のある方は間違いなく年収が上がります。
さらに、介護の仕事に魅力を感じていて続けたい方は「介護の仕事を続けること」と「年収を上げる」を両方叶えることができます。
おススメの副業
個人的におススメは３つです。
ポイント
- 時給の高いアルバイト
- 他の介護サービスでアルバイト
- SNS・ブログ等のインターネット
順番に説明していきましょう。
「時給の高いアルバイト」
説明不要ですね。
求人誌を見て時給の高いアルバイトを探して、働くことです。
新たな交友関係ができたり、他産業の「やり方」が見れることなどメリットも少なからずあります。
介護業界はいろいろと遅れていることが多いので、他産業の方法を見られることは案外楽しいものです。
副業でまで人間関係で悩みたくない、という方にはUberEatsのような配達アルバイトもおススメです。
隙間時間で本業より稼げてしまうかもしれません。
「他の介護保険サービスでアルバイト」
これは介護職として経験の浅い方と複数のサービス形態を経験したことのない方にお勧めします。
例えば、デイサービスに勤務している方が「訪問サービス」や「施設サービス」でアルバイトをする。
訪問では、ご利用者の家での様子を見ることができ、施設では、より重度なご利用者とかかわることができます。
介護職としてのスキルアップはもちろん、自分に合った介護の仕事に出会うことができるかもしれません。
「ＳＮＳやブログ等のインターネット」
かなり根気のいることになりますが、収益化すると「不労所得」が手に入り自由な時間がかなりできるでしょう。
また、文章を書くということは知識の蓄積にもなります。
有名になると、本の出版や雑誌の取材などで取り上げられることも期待できるでしょう。
詳しく知りたい！という方は下記の記事を参考にしてください。
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介護士に限らず、副業で得るものはたくさんあります。
学ぶ姿勢があればすべてが学びです。
副業での学びを是非本業で活かしてください。
副業時の注意点
日本は先進国でも給与の低い国です。
本業で消耗してぎりぎりの生活を送り、年老いていく・・・。
そんなの嫌ですよね。
「副業時代」ともいわれる現在で自分に合った副業の形を見つけていきましょう。
さて、副業をする上での注意点がいくつかあります。
注意
- 時間給の副業は労働基準法では残業扱いになる
- 副業で20万円以上の収入を得た場合、確定申告は自身で行う必要がある
- 詐欺まがいが多い
時間給の副業は労働基準法で残業扱いになる
まずは、あなたの働いている法人が副業を許可しているか、を確認しましょう。
許可している法人だと、時間給での副業が可能になります。
問題点は2020年4月より中小企業も対象になった36協定に引っかかることです。
36協定とは、簡単に言うと残業時間に上限を決めて労働者を守ろう、という法律です。
月単位で45時間、年単位で360時間を超える残業は基本的に認められなくなります。
上記の時間を超えてしまう場合、事由等の申請を行う必要があります。
参考
36協定については、下記のホームページがわかりやすかったので参考にしてください。
この残業時間というのは、本業だけに関係のあることでなく、1週間で40時間を超える労働時間はすべて残業時間という扱いになります。
正社員で働いている方ですと、本業だけで1週間40時間働いておられる方がほとんどだと思います。
副業でアルバイトをした場合すべてが残業時間扱いになります。
注意点は、「残業時間」は割増賃金になることです。
法律上は、割り増し分は「本業の企業」がもつことになります。
しかし、そのような申請を受けてくれる企業があるとは思えません。
ので、求人にある賃金で働くことになります。
※副業がもっと当たり前になるとこの辺りがしっかりとした法律として認知されてくるでしょう。
副業での労働時間は、1年間で上限360時間ですので、1か月30時間以内の時間給での働くことが可能です。
上記の時間を超えて副業をする場合は必ず、本業の企業に許可を取ってください。
36協定の違反には、罰則などの法的責任が企業に発生します。
副業だから黙っておけばいいだろ。と思うかもしれませんがやめておきましょう。
なにかあってばれたりした場合に、本業の企業に大きな迷惑が掛かることで信用を失ってしまいます。
副業で20万円以上の収入を得た場合、確定申告は自身で行う必要がある
副業で20万円以下の収入なら確定申告をしなくていい、という話を聞いたことはあるでしょうか？
厳密に言うと、「収入」ではなく「所得」です。
20万円以下の所得だと確定申告をしなくていい制度を「確定申告不要制度」といいます。
参考
「書庫のある家」さんの分かりやすい記事を発見したので、参考にしてください。
リンク記事になる通り、医療費控除、住民税の申告には所得は関係ないので注意してください。
20万円を超える所得を得ている場合は、確実に確定申告を行ってください。
詐欺まがいが多い
SNSやインターネットで稼ぐ場合、詐欺には気をつけなければなりません。
顔の見えない関係で、何を信用すればいいのかわからないと思いますが、十分に気をつけましょう。
DMで「簡単に稼げます」「初月から○○万円」というような甘い誘惑がありますが、簡単に稼ぐ方法なんてない！と肝に銘じてください。
SNSやネットで稼ぐ場合は、少なくとも最初の数か月は収益がない。と思ってください。
その後の不労所得は魅力的で、十分に挑戦する価値はあります。
まとめ
いかがだったでしょうか？
自分に合った副業は見つけることができそうですか。
どれも一長一短がありますので、自分にあったものを見つけることで継続ができると思います。
個人的におススメはブログやツイッター、Youtubeなどの蓄積型の資産を増やすことです。
時間が掛かるし、簡単なことではありませんが1年後5年後を見た時にきっとあなたを助けてくれることでしょう。
みなさんの副業ライフの参考になれば幸いです。
最後まで読んだ頂き、ありがとうございました。
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