こんにちは、すきマッチです。
第35回社会福祉士の国家試験についての紹介をしていきたいと思います。
おススメの試験対策もご紹介していきます。
公益財団法人社会福祉振興・試験センターより国家試験の概要発表がありました。
早めの情報収集・準備で余裕をもって試験の日程を迎えましょう。
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第35回社会福祉士国家試験【解答速報まとめ】
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目次
第35回社会福祉士国家試験各日程
第35回社会福祉士試験の概要
9月上旬に公益財団法人社会福祉振興・試験センターより社会福祉士試験の概要発表がありました。
1.試験日
筆記試験 令和5年2月5日(日曜日)
午前10:00~12:15 午後13:50~15:45
2.申込期間
令和4年9月8日(木曜日)から10月7日(金曜日)まで(消印有効)
3.申し込みの手続き
従来通り、申込者を請求して申し込む方法と今はインターネットでの申し込みができるようになっています。
顔写真がいらない、郵送料がいらない、受験料がカード決済やコンビニ決済できるなどのメリットがありますので是非確認してください。
過去に受験していたり、精神保健福祉士の資格を所持している場合の申請方法などは詳しくチェックが必要です。
受験資格
・4年制大学で指定科目を修めて卒業した方(令和5年3月31日までに卒業見込みの方を含む
・2年制(又は3年制短期大学等で指定科目を修めて卒業し、指定施設において2年以上(又は1年以上)相談援助の業務に従事した方(令和5年3月31日までに従事する見込みの方を含みます)
・社会福祉士短期養成施設(6か月以上)を卒業した方(令和5年3月31日までに卒業する見込みの方を含みます)
・社会福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業した方(令和5年3月31日までに卒業する見込みの方を含みます)
社会福祉士は誰でもすぐに受けることのできる資格ではありません。
福祉系の大学を卒業した方以外は実務経験が必要です。
また、社会人受験の場合は養成施設を卒業する必要があります。
詳しくは下記の記事でまとめていますので、参考にしてください。
4.試験地
筆記試験
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、福島県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、岐阜県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
5.合格発表
令和5年3月7日(火曜日)ホームページに掲載(合格者の受験番号を掲載)
令和5年3月10日(金曜日)結果通知発送
・第35回社会福祉士試験の傾向と対策
1.過去の合格率
年度 受験者数 合格者数 合格率
第24回(2012年) 42.882人 11.282人 26.3%
第25回(2013年) 42.841人 8.058人 18.8%
第26回(2013年) 45.578人 12.540人 27.5%
第27回(2015年) 45.187人 12.181人 27.0%
第28回(2016年) 44.764人 11.735人 26.2%
第29回(2017年) 45.849人 11.828人 25.8%
第30回(2018年) 43.937人 13.288人 30.2%
第31回(2019年) 41.639人 12.456人 29.9%
第32回(2020年) 39.629人 11.612人 29.3%
第33回(2021年) 35.287人 10.333人 29.3%
第34回(2022年) 34.563人 10.742人 31.1%
※「第34回社会福祉士国家試験合格発表 厚生労働省」を参照
過去の合格率からみられる今回の試験の傾向を見ていきたいと思います。
第33回より受験者数が減っています。
そして、合格率は近年30%前後に上昇しています。
合格率が30%ということはかなり難しい部類です。
さらに、養成学校卒業者と福祉大学卒業者では4:6で合格者の数に差があります。また30歳までの方の合格率が全体の半数近くになっているデータもあります。
これは現役受験のほうが合格率が高く、社会人になってからの受験は難しいデータとなっています。
社会人受験が難しい理由は、対策に詳しく書きますが受験範囲が広いことと長期にわたる学習が必要なことが挙げられます。
第35回社会福祉士国家試験対策
試験の解答方法
対策の前に社会福祉士筆記試験の出題形式などを確認しておきましょう。
解答はマークシートです。
マークシートなので、用語や漢字を正確に書ける必要はないです。
しかし、教科数が18教科で150問もあること、全教科1点以上取る必要があることが難易度を上げています。
社会福祉士筆記試験の試験時間
社会福祉士試験は午前と午後に分かれています。
時間は午前、午後ともそれぞれ135分間あります。
共通科目11科目、専門科目8科目(合計19教科となるのは就労支援サービスと更生保護制度で1科目群となっています。)
問題数は午前83問、午後67問になっています。
午前の科目(10時~12時15分)
共通科目11科目
人体の構造と機能及び疾病 7問
心理学理論と心理的支援 7問
社会理論と社会システム 7問
現代社会と福祉 10問
地域福祉の理論と方法 10問
福祉行財政と福祉計画 7問
社会保障 7問
障害者に対する支援と障害者自立支援制度 7問
低所得者に対する支援と生活保護法 7問
保健医療サービス 7問
権利擁護と成年後見制度 7問
※精神保健福祉士の資格者は共通科目免除です。
午後の科目(13時50分~15時45分)
専門科目8科目
社会調査の基礎 7問
相談援助の基盤と専門職 7問
相談援助の理論と方法 21問
福祉サービスの組織と経営 7問
高齢者に対する支援と介護保険制度 10問
児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 7問
就労支援サービス 4問
更生保護制度 4問
※就労支援サービスと更生保護制度は2つで1科目群なので8問中1問の正解が必要です。
かなりの長期戦になります。試験時期も寒い時期なので体調管理をしっかり行い、試験に万全の体調で挑むことが最低条件になります。
合格ラインについて
社会福祉士国家試験の合格ラインは毎年異なります。
総得点の60%を基準に試験の難易度(受験者の平均点)によって決まります。
問題数は150問ですので、最低でも60%の90問は正解する必要があります。
最近の合格率は30%前後を推移している点から、91,2問以上正解しているほうが安心できるかもしれません。
また18科目から出題されますので、それぞれ1点以上取る必要があるのを忘れないでください。
苦手科目があるから得意教科で点数を稼ぐ、というのは通用しません。
受験対策
最初に言っておきたいことは、社会福祉士の国家試験はかなり難しいです。
福祉系の資格では難易度は上位に入ります。
覚悟をもって学習にあたる方だけが、合格できる資格です。
やることはとにかく過去問です。
参考書を片っ端から読むことも重要かもしれませんが、私がおすすめする勉強方法は
過去問をする
↓
できなかったところを調べる
↓
できなかったところをもう一度やる
↓
過去問をする
の繰り返しです。過去3年分ぐらいで十分です。
ルールは1つ、続けることです。
できる日はたくさん、しんどい日は1日数問でいいです。
しんどくても続けることが大切です。1日休んだら次の日手を付ける保証はありません。
なぜ過去問なのか
毎年出題傾向はそこまで大きく変わることがなく、過去問をすることでなんとなく全体的に勉強ができます。
また、間違ったところを振り返ることで関連した知識もついてきますので自然と力がついてきます。
時間のない社会人の方には特におすすめします。
※過去問ですが、最新のものを購入してください。
制度は毎年少しずつ変わっています。3年に1度大きな改正もされます。
※3年に一度の改正とは、出題者が代わります。教科により割り当てられた出題者が代わることで問題の傾向が大きく変わる可能性もあります。
古い過去問ではそのあたりに対応していませんので、ケチらず最新の過去問を購入してください。
今の時代はスマホのアプリがあります。
無料版でも1問1問解説も入りますし、全体的な得点も見れたりしますので、机に向かうのが億劫な方にはおすすめします。
どうしても不安がある方は、短期講座などの受講も視野に入れましょう。とりあえずは3年分の過去問を1周ずつしてみてください。
そして、年末ごろから苦手科目を重点的に覚えるようにしましょう。
18科目と多いため、計画的に学習を行い継続することが必要です。
社会福祉士は学習時間が300時間が一つの目安とされています。
社会人が仕事の合間に300時間の学習を行うことはかなりのハードルです。
現在福祉系の職業で働いている方でも、専門外の科目がたくさんあります。
学習も長期化することでモチベーションを保つことが難しいです。
先ほども書きましたが、気分が乗らないときは数分でもいいので継続することを意識しましょう。
「なぜ社会福祉士になりたいのか」を明確に持っているとモチベーションを保つことがしやすくなります。
ぜひ、あなたの原点に立ち返り「なぜ」を明確にしておきましょう。
ちなみに私は、老人介護の出身なので「ご利用者の生活を豊かにするために社会制度全般を知りたい」と高いモチベーションで挑みました。
毎日、ご利用者の顔を見ることで思い出し、やる気を保つことができました。
社会福祉士は、受験料も2万円近くします。
受験料が無駄にならないように、悔いのない受験をしましょう。
まとめ
社会福祉士の国家試験は1年に一回です。万全の対策で挑んでください。
当日は試験会場が寒い場合があります。
会場までの道順も事前に調べましょう。
風邪をひかないように体調を管理しましょう。
などなど、勉強すること以外にも大切なことはたくさんあります。
まだ早いと思う方も、早くから準備する方も試験日は待ってくれません。
後悔のない受験を応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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