こんにちは、すきマッチです。
今回は転職について、具体的に年収を上げる方法を解説していきたいと思います。
介護職は稼げない、年収が低い、仕事のわりに給料が安いといった印象が強いかもしれませんが、そんなことはありません。
現場にいる方は、最近の処遇改善や給付金の影響で実際に収入増を感じているでしょう。
そのあたりも含めて、年収をアップさせる転職について書いていきます。
少しでも現状の給料に不満のある方は是非読んでみて下さい。
目次
転職で年収を上げる一番簡単な方法
①給与体系を確認し、しっかりと処遇改善加算を算定している職場を探す
②サービス形態を考え直す
③オープニングなどで役職者を目指す
ざっと上げるとこんな感じです。
それでは解説していきます。
①給与体系を確認し、しっかりと処遇改善加算を算定している職場を探す
これはある程度制度の理解も必要ですが、基本的に介護職がもらえる「処遇改善加算」といわれるものは2つあります。
一つは、「処遇改善加算Ⅰ~Ⅲ」です。
処遇改善加算は算定しなければならなくなっていますので、どこでもついてきます。
注意しなければならないのが、「使い方は結構自由が利く」ことです。
つまり、処遇改善をするために使えば必ずしも給与に反映しなければならない、といったものではありません。
例えば、福利厚生や研修費用、スタフルームの備品の購入などに充てることもできます。
また、分配方法も決まっておらず、毎月支給するところ、ボーナスに乗せるところ、1年に一度支給するなど様々です。
そのあたりはしっかりと確認が必要です。
金額としては、1のほうが加算率がよく、数字が上がるごとに減っていきます。
ざっとですが、Ⅰは37,000円程度、Ⅱは27,000円程度、Ⅲは15,000円程度と言われています。
これはフルタイムの場合で、時短などの場合は法人により計算方法が異なるので金額は変わってきます。また、サービス形態により割合も違ってくるので確認が必要です。
当然、加算率が高いほうが条件が厳しいので働きやすさも違ってくるでしょう。
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2つ目は、「介護職員特定処遇改善加算」です。
こちらは、介護職の給料が月8万円上がる。などでも話題になりました。
こちらは処遇改善加算よりも算定のハードルが高く、算定していない事業所も多数あります。
以前は特定の職員に恩恵が偏る制度でしたが、2022年の制度改正で分配がしやすくなりました。
転職する際には、「介護職員特定処遇改善加算」を算定している事業所、法人をお勧めします。
確かめる方法は、面接官に聞くのもいいですが、募集する際に有利な条件なので求人誌面にも掲載されていると思います。
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介護職員特定処遇改善加算を算定しているところは問題ないでしょうが、2022年には「介護職員処遇改善支援補助金」といったこれも給与に直接的に反映される制度ができています。
②サービス形態を考え直す
サービス形態とは、「デイサービス」「訪問介護」「入所施設」といった働く環境や仕事内容が大きく変わるのであまりお勧めはしません。
しかし、長いキャリアを考えた時に複数のサービス形態での経験は必ずプラスになります。
そんなに変わるの?と感じている方もいると思うので一般的な大きな差を上げてみます。
そもそも時給が違います。
デイサービス<施設系<訪問≦夜勤といった感じです。
訪問は一人で対応するので給与が高めに設定されていることが多いです。
あとは、施設系は「夜勤」があります。訪問にも深夜と早朝の「時間外」というサービスがあります。
この辺りは手当や時給アップが見込まれ、給与に直接的に反映されます。
また、訪問にはほかにはない強みがあります。
処遇改善加算の上限がないのです。
デイサービスや施設には「定員」「部屋数」といった上限があります。
しかし、訪問介護には上限がありません。時間やスタッフ数の許す限りいくらでも仕事を増やすことができます。
人気の事業所の訪問スタッフはびっくりするような「処遇改善加算」を受け取っています。
転職の際の参考にしてください。
③オープニングなどで役職者を目指す
求人を見ていると「オープニングにより管理者候補募集」や「管理者候補募集」といった文字を見ることも多いと思います。
「管理者」というと構えてしまう方が多いかもしれませんが、「転職で収入を増やす」意味ではこれ以上のものはありません。
解説の必要なく収入は上がるでしょう。
また、介護職がデイサービスや入所施設の「生活相談員」や訪問介護の「サービス責任者」になるのもお勧めです。
「管理職」はそもそも仕事内容が変わってくるので下記の記事も参考にしてみてください。
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実際、私が年収を上げた方法
私の場合は、200万円どころか300万円近く年収が上がりました。
方法は、「役職者になる」「売上を上げる」「資格を取得する(学習によりスキルを増やす)」です。
役職者になる
これはタイミングと運も影響することですが、いい法人で役職者になることができました。
役職者になることが収入を上げる一番手っ取り早い方法です。
業務改善や働き方改革でスタッフを働きやすくして売り上げを上げることができるからです。
業績が良ければ役職者の給与は上がります。
売り上げを上げる
売り上げを上げるにまず、「働きやすい職場」です。
営業やサービス内容も大事ですが、働くスタッフのやる気なくしては売り上げは上がりません。
あなたがやり手の営業トークで、いくらご利用者と契約してきても、サービスの質が悪いと利用者は離れていきます。
売り上げが上がると「処遇改善」が大きくなります。役職者は受け取れない場合もありますが、スタッフの給与は上がります。
給与が上がるとやる気が出て、サービスの質が上がります。
また、業務改善をして「無駄」をなくすことも必要です。介護保険は安定はしていますが利益率の低い業種です。
経費や時間の無駄をなくすことも売り上げに与える影響は大きいです。
資格を取得する(学習によりスキルを増やす)
資格に関しては、上記の2つとは少し違いますが「あなたの価値」を上げることになります。
私はデイサービスで働いていますが、「介護福祉士」のほかに「社会福祉士」「認知症の研修」「福祉用具の研修」「医療の知識」「コーチング」など広い分野の知識を得るようにしています。
学習によりスキルや知識を増やすことは、内外にいい影響を与えます。
内側のご利用者やスタッフには信頼感や安心感を外側のケアマネやご家族にも同様の影響があります。
「この人に預けたら安心だ」と思ってもらうことができます。
それって直接的に給与に反映はされませんが、給与を上げるための行動にはすごくプラスに働きます。
自己研鑽はどの業種でも大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
私自身の給与は今は公表できませんが、たぶん介護職で大きな施設の施設長クラスはもらっていると思います。
単独のデイサービスでは破格の条件で働かせてもらっていると思います。
こればっかりは運も影響しますが、「情報」をしっかりと仕入れて、自分自身が働きやすく給与のいい場所を探すことが大切です。
あとはあなたのやる気と気持ち次第です。
あなたの給与が上がること、働きやすさが上がることを祈っています。
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