こんにちは、すきマッチです。
研修の記事第4弾は「研修の形態について」です。
学んでほしい内容と期待する効果のズレがないようにするために。
職員の資質や希望の兼ね合いをしっかりと把握し、最も効果が期待できる形態を模索しましょう。
学びの内容と期待される効果【講義と演習】
研修のテーマは、「どんな学びを得てほしいか」という点から考えます。
研修全体の流れや環境もテーマに沿って設定します。
よくある研修の形態としては、「講義」と「演習」があります。
講義とは、主に講師がしゃべり知識を伝えるものです。
演習とは、課題に取り組む参加型の研修になります。
もちろん、2つを組み合わせることもできます。
講師も2種類あります。
内部講師と外部講師です。
内部講師は、法人内の職員が担当することです。
やりやすい反面、緊張感の低下というデメリットもあります。
外部講師は、研修のテーマに応じて専門職を招いて行うものです。
講師についても「テーマ」により、どの講師に研修をしてもらうと効果が高まるかを観点に検討しましょう。
演習の方法
あなたは、演習と聞いてどのようなものをイメージするでしょうか。
一般的なのが、個人ワークとグループワークです。
グループワークには、経験や意見を共有する、課題に一緒に取り組む、自由に意見を出し合う、など様々な方法を取り入れることができます。
介護の個別ケアの現場では、実際に起きた事例を教材として演習を行い、答えを導き出す「ケースメゾット」という研修方法が注目されています。
「ケーススタディ(事例研究)」は提示された事例を分析してより良い方法を追求することです。
が、ケースメゾットは、ケース(事例)をもとにした、分析や意思決定訓練を繰り返すことにより、実際の現場の難題に立ち向かう能力と姿勢を身につけることができます。
職員の希望と資質
受講する職員がどんなこと学びたいと思っているのか、大きくみると将来どのようになりたいと持っているのか、それぞれの職員が多くの刺激や学びを得られそうな環境やテーマを考えることが大切です。
研修に関しては、この順番、この方法でやれば間違いがない!というのはありません。
施設の風土や職員のレベルなどにより、最適解は変化します。
たとえば、外部で研修を受ける場合は、他法人の職員と情報交換しながら学びを深めることができます。
複数で外部研修に参加した場合は、各自の学びを研修後に共有することで、気づきや学びが何倍にもなります。
あまり外部研修に複数を派遣することはないとは思いますが、意外と得るものは大きかったりします。
受講させたい職員の希望や資質をじっくり見極めて、各人に合った研修形態を考えることが大切です。
オンライン研修
新型コロナの影響もあり、オンライン研修が注目されています。
自宅でも気軽に受講することができて、受講者も法人も効率的に導入しやすいのがメリットです。
最近のオンライン会議ソフトには、ホワイトボード機能や付箋機能を使ってブレーンストーミングやディスカッションができるものがあります。
講義だけでなく、演習にも使いやすくなってきています。
また、リアルタイムの研修だけでなく、録画した講義を指定期間の都合のいい時に受講する形式の研修も可能になります。(オンデマンド形式)
自宅でオンライン研修を受けてもらうことは、「さぼるんじゃないか」「さぼってると思われているんじゃないか」と双方ともに不安があると思います。
施設側は、飽きられない工夫を。職員側は、研修の内容を業務に生かすことで信頼関係も気づかれるのです。
昨今、介護現場にも「生産性」「効率化」が求められています。
介護は単に業務を省略化、効率化していいものではありません。
学びの面からも、職員にベストな環境で学んでもらい活かしてもらい「生産性」「効率化」を考えてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
内部、外部ともに研修から得るものは大きいです。
方法も多様化して、よりそれぞれの職員に合った研修方法も選べるようになっています。
いつまでも従来のやり方をしていたので時代に取り残されてしまいます。
研修の方法を考える機会になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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