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介護士

介護職が専門職として勉強しなければならない理由【このままじゃヤバイ】

介護職が専門職として勉強しなければならない理由【このままじゃヤバイ】

 

あなたは日本人の社会人の平均勉強時間を知っていますか?

 

6分です・・・

 

介護士に限らずですが、日本人は勉強しません。

 

10分でも勉強することで平均以上になれます。

 

いきなり話が逸れましたが、介護職が勉強しなければならない理由とは…

 

たくさんありますが、ずばり‼‼

 

ポイント

・知識があるとリスクを予測できてリスクマネジメントになる

・介護職としての自立

・根拠あるケアは介護士を守る

・利用者の機能を守る

 

です。

 

とにかく勉強しない人はやばいです。

 

他にも色々な視点があり、「専門性を高める」であったり、「利用者の生活を守るため」みたいな理由もあると思います。

 

それはまた別の機会に。

 

なぜ、介護職に勉強が必要なのか。

 

あんまりいうと怒られそうですが、介護職は勉強しない職種でもあります。

 

一応、介護福祉士といった「国家資格」がありますが、資格を持っていない他のヘルパーとやってる仕事が同じ人が多いと思います。

 

そんなんで介護のプロと言えんの?ってことです。

 

それでもできてしまうのが介護の仕事ですが、「このままではいけない!」と感じていただいている方は是非、この記事を読んでいただき意見を頂ければ幸いです。

 

 

 

介護職にとって勉強とは

 

介護職は、無資格未経験でも始められる仕事です。

 

未経験からですと、

 

初任者研修→実務者研修→介護福祉士

 

とルートもしっかりと決まっています。

 

いまの初任者研修や実務者研修は、昔のホームヘルパー1級2級のころに比べるとかなりしっかりとした内容を学べます。

 

それでは何が問題なのか。

 

ほとんどの介護士の人は「介護福祉士」がゴールであり、取得してしまうとそれ以上勉強することをやめてしまいます

 

「介護福祉士」は介護のプロとしてのスタートラインです

 

が、現場にいるスタッフはそれで十分と考えるかもしれません。

 

研修や講義に出るのにはお金もかかるし、休みを利用していかなければならない人もいるでしょう。

 

そうなると、勉強の機会は施設内研修のみになります。

 

充実した施設研修が組まれている事業所はまだマシですが、それ以外の方は介護福祉士を取得した時点から知識や技術に大きな進歩が見られなくなります。

 

介護士自身だけの問題ではなく、経営者の方にもよく考えてほしい問題です。

 

外部研修のメリットは新しい知識のインプット以外にも、横のつながりや他のサービス形態の職員との交流などなど、挙げると数えきれないほどあります。

 

派遣するスタッフのモチベーションや能力にもよりますが、外部研修はおススメです。

 

また、研修に行くスタッフは「選ばれた」「新しい知識を試したい、話したい」とモチベーションが上がります。

 

介護職にとって勉強とは、単に知識や技術を身に付けるだけでなく施設のサービスを確実に良くするツールといえます。

 

次章からは盲点となりやすい勉強のメリットをお伝えしていきたいと思います。

 

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知識とリスク

 

介護職の勉強の難しいところが、様々な専門的な知識を幅広く習得しなければならないことです。

 

たとえば、ご利用者の体調管理や服薬情報(副作用など)の看護分野、移乗や歩行などの身体のメカニズム、困っているご利用者に有効な福祉サービスや地域の資源を提案する知識。

 

などなどそれこそ挙げるときりがないくらいにたくさんあります。

 

さらに言うと、これらの知識は確実にその分野の専門職に劣るため、モチベーションにつなげにくかったりもします。

 

しかし、ご利用者が一番長い時間を過ごすのが介護職です。

 

病院でも施設でも、他の専門職がご利用者(患者)に携わる時間よりも介護職がケアに当たる時間が長くなります。

 

悪くいえば、介護職は便利屋で他の専門職でなくてもできる部分を担えばいいということです。これだと悲しいですよね。

 

考え方を変えると、過ごす時間が長い分ケアの中心としての役割を担うこともできます。

 

しっかりとした知識や技術がある、ご利用者の異変や不調に気付ける、異変を正確に他の専門職に引き継げるなど高い前提条件はありますが。

 

高い前提条件になるものは「リスク管理」です。

 

長い時間過ごすからこそ、リスクに出会う可能性は多くなります。

 

気付くのが遅れると重大なことになることもあれば、気付かなくてもすぐに表面化しないこともあります。

 

色々なリスクに気付くことができる、というのは経験もあります。

 

ですが、経験から「なんとなく様子がおかしい」と伝えるよりも詳しく異変を伝えられる方が他の専門職の信頼は得られやすいですよね。

 

知識があり異変の原因が予測できることで「覚醒状態や脈拍、反応、顔色、呼吸の速さなど」必要な情報を集めて引き継げることができます。

 

難易度は高くなりますが、薬の副作用や歩き方、立ち方などから起こりえるリスクを予測できるようにもなります。

 

このあたりはまた詳しく書きたいと思います。

 

このように知識がリスクを回避する重要な役割を担うのです。

 

最後に一つ言っておきたいことは、事故は予測以外の事からも起こりえます。

 

昨今報道されるような転倒や誤嚥など日常生活で起こりえる事故は予測できないこともあります。

 

介護士としての自立

 

記事の最初の方でも少し書きました。介護職は他の専門職に比べて勉強しません

 

そしてなにより、介護職の専門性はしっかりと確立されていません。

 

私個人としては、「認知症ケア」と「介護過程」を介護の専門性として向上していきたいと思っていますが。

 

現状として、介護福祉士10人に介護の専門性を訪ねても統一した答えは返ってこないのが現状です。

 

それは介護職が明確な専門性を持っていないこと以上に、確かな知識を持っていないことに原因があります。

 

分かりやすい例でいうと、病院では介護職は「看護助手」です。助手なので専門職ではありません。

 

これってつまり、現状病院では介護職を専門職として必要としていないってことです。

 

すごく悪い言葉で言うと、雑用係として安い賃金で雇用できる労働者、ぐらいの認識です。

 

看護師や理学療法士、作業療法士は学校で学習する段階で専門職としての「根拠」を明確にできるように訓練します。

 

介護士は、経験やカン、コツといったよく言えば職人的な、悪く言えば自己満足で完結するケアを続けてきました。

 

これってつまり「言語化」できないってことです。

 

いいケアができても説明ができないので共有したり、統一されたケアができないのです。

 

昔スポーツニュースで見た長嶋監督が選手の指導をする際に「グッとやってビュッと振れば、バーンとなる」で選手は「???」的な感じでしょうか。

 

いいケアは言語化して「根拠(理由)」を明確にすることで蓄積されていきます。

 

介護職として、専門職としての自立は言語化と根拠の蓄積であると考えます。

 

専門職として「自立」し、他の専門職に存在を認めさせる!ぐらいの意気込みで向上していいきましょう。

 

根拠のあるケアは介護士を守る

 

昨今TVなどで取り扱われる介護中の事故は、介護士に責任があるのでしょうか?

 

よくあるのが誤嚥で亡くなられる・重症化する事故や転倒事故についての裁判でしょうか。

 

これら以外にも責任を介護士に求められるようなこともたくさん起きています。

 

これらの事故は本当に介護職のミスや過失で起きているのでしょうか。

 

これらの事故でポイントになるのが、予見できたかどうかです。

 

予見できたというのは、「介護士が」ではなく専門職としての知識を持ったうえで予見できたかということです。

 

介護士として知識がないので(知らなかったので)というのは通用しません

 

既往歴や最近の様子、当日の様子などから「〇〇だからこういった介助(介護)をした」「いつもと違って〇〇だったっからこう介助した。」というように様子と理由をしっかりと言えることが大切です。

 

裁判の判例を見ると「安全配慮義務違反」や「過失相殺」など難しいことが長々と書かれています。

 

結局はしっかりとした知識を持ち、一般的に防げる事故であったかどうか。ということです。

 

例としてわかりやすいと思ったので事故の例をあげましたが、普段のケアも同じです。

 

利用者の主訴と安全性をミックスして根拠(理由)のある介護を心掛けていれば、専門職同士の話でもバカにされません。

 

なんとなく考えて、なんとなく介護をしていると

 

「なんでこんなことをしているの?」「どうしてこんなことになっているの」

 

なんて怒られることがあるかもしれません。

 

利用者の機能を守る

 

最後に、専門職が勉強すれば利用者の機能を守る。です。

 

なにいってんだ。と思われた方もいるかもしれません。

 

みなさんは「正しい歩行」「正しい座り方」など「正しい○○」がどんなものだ。と言えますか?

 

難しいですよね。人それぞれ違っていたり疾患や怪我で基本から外れていたりするとさらにわかりません。

 

ですが、悪い姿勢はすぐにわかると思います。

 

お尻が前にずれて背中が曲がったような座り方。

麻痺側に傾いたままの座位姿勢。

高さの合っていない椅子や机。

 

などなど、挙げていけばきりがないくらいにあると思います。

 

この悪い姿勢って放置しておくとどうなると思いますか?

 

その姿勢が「その人」にとって自然な姿勢(楽な姿勢)になってしまいます。

 

例えば、最初に挙げた「お尻が前にずれて背中が曲がっている座り方」が自然な座り方になるとなにが起きますか?

 

参考

尾骨が圧迫されて褥瘡の可能性

背中が曲がり円背になる

呼吸がしづらい

十分な酸素が得られず、軽い酸欠

末端まで新鮮な酸素がいかず浮腫みや冷え性

薬などの成分が全身に廻らない

骨盤が後ろに倒れて立位を取った時に重心が後ろになる

うまく立てない

ドンっと座って圧迫骨折

引っ張られる立ち上がり介助になってしまう

ご飯が食べづらい

誤嚥

気持ちが上がりにくくなってくる

 

ざっといま思いつく限り書いただけでこんなにマイナスなことが起こりえます。

 

さらに言うとこの姿勢がもたらすいいことってなにもないんです。

 

悪い姿勢を見つけたら改善する。のですがここでも根拠(理由)を知るだけでどれだけ重要かを共有できます。

 

スタッフ皆が、こんなことになるなら日頃から気をつけよう!となってくれればしめたものです。

 

ですので、ただ姿勢が悪いから、と指導をしても全員は動かせません。

 

知識としてご利用者に起こりうる不利益を伝えられることで、スタッフ全員で利用者の機能、生活を守ることができます。

 

今回は姿勢を取り上げましたが、介助方法も同じです。

 

知識のない介助はただのお手伝いであり、ご利用者の機能や能力を奪っている可能性があります。

 

少しでも勉強し、ご利用者を守ることは結果としてスタッフの身体や精神を守ることにもつながっていきます。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

介護士は勉強しない。そんなイメージを壊したくないですか?

 

私は絶対に壊していきます。

 

その分野の専門家にはなれなくても、つなぎ役として潤滑油としてでも「介護士は必要」と他の専門職から認められるような存在になっていきます。

 

皆さんも一緒に向上していきましょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

介護事業所の必須研修

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下記の表をご覧ください。

 

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