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デイサービス 事故発生または再発防止に関する研修

【デイサービス】送迎業務における事故防止対策について

こんにちは、すきマッチ(@sukimatchi)です。

 

デイサービスは送迎業務は毎日あります。

 

送迎中の事故のニュースは多く、管理職は対応に追われていると思います。

 

ですが実はそういった事業所は、事故対策が十分できていない事業所がほとんどです。

 

この記事では、少しでも送迎事故を減らすことができるよう、事前にどのような対策をしておくことができるかを執筆していきます。

 

デイサービスの管理職やリーダーは、ぜひ読んでみてください。

 

送迎業務中の事故は多い

以下の引用記事をご覧ください。

 

26日午前9時20分ごろ、群馬県太田市世良田町の国道17号の交差点で、大型トラックとワゴン車が衝突した。

ワゴン車はデイサービス(通所介護)施設の利用者を送迎中で、乗っていた同市武蔵島町、無職栗原トリ子さん(94)ら高齢の男女3人が死亡した。

太田署によると、他に亡くなったのは、同市安養寺町、無職正田靖代さん(79)と、同市亀岡町、無職中山昇さん(75)。ワゴン車を運転していた同市龍舞町の介護士高野茂樹さん(53)も、肋骨を折るなどの重傷を負った。

トラックを運転していた群馬県桐生市相生町2丁目の加藤秀行さん(49)にけがはなかった。

引用:yahooニュース

 

送迎車の事故は、ニュースになるような大きな事故が頻繁に起こっています。

 

あなたの働くデイケアやデイサービスは、いつでもこのような事故が起きてしまう可能性があります。

 

事故は利用者さんの命を奪いかねません。

 

また、損害賠償によっては施設の運営に影響を及ぼします。

 

しっかりとした対策をしていきましょう。

 

送迎業務の事故防止対策は3つに分けて考える

介護系の送迎車

 

送迎業務の事故はいろいろなケースがありますが、大きく3つに分けて対策をマニュアル化します。

 

ポイント

  1. 運転中の事故対策
  2. 乗車時の事故対策
  3. 下車してから自宅に入るまでの事故対策

 

以下、具体的にお伝えしていきます。

 

運行中の事故対策

僕が常におすすめしているのが、【車両管理者】を置くことです。

 

車両管理者は日々の点検はもちろんですが、それ以外にも以下のような業務を行います。

 

  • 半年に1回、送迎車両を運転する職員に安全運転教育を実施すること
  • 送迎の際にヒヤリハットと感じた事項を、他の運転する職員に共有させること
  • 運行記録帳を確認し、抜けや不正、虚偽記載がないように管理すること
  • 事故等の発生時に管理者と連携して保険会社とのやり取りを行うこと

 

もちろん、別途手当を支給します。

 

車両管理者については、こちらの記事をご覧ください。デイの送迎車両がボコボコだという悩み…【送迎車両の悩みはこれで解決】

 

そして運行中に発生するヒヤリハッ卜には少し工夫をしましょう。

 

ただ文章として書くだけではなく、以下のような工夫が必要です。

 

  • 送迎範囲をすべて網羅した、大きな地図を印刷して貼り付ける
  • ヒヤリハットの発生場所と状況を書いて地図上に貼る
  • そして要因・分析・対策を話し合い、イヤリハット記録に記載する

 

乗車時の事故対策

送迎車の乗降介助には3つの方法があります。

 

  1. またぎ乗車
  2. 車椅子から移乗
  3. リフト

 

まず【またぎ乗車】では、スタッフの立ち位置が非常に大切です。

利用者さんによって介助量は異なるため、手の添え方も異なります。

お一人ずつ「どのような立ち位置で、どのような介助で、そのような声かけが必要か」といった手順書が必要です。

 

【車椅子から移乗】では、いつも施設内で行っている様子でできるかもしれません。

しかし、車種によって座面が高く、足台が必要なケースもあります。

そのようなケースでは、やはり手順書がある方が介助方法が統一でき、事故防止につながります。

 

【リフト】の場合多いのが、固定の忘れです。

操作手順を簡潔に表示し、その都度「シートベルトよし、固定よし」と声を出したり、

もしくは扉を閉める前に、最終チェックとして利用者さんに断りを入れてから少し車椅子を押してみて、しっかり固定されているか確認する癖をつけるのも一つの方法です。

 

下車してから自宅に入るまでの事故対策

降車時は乗降時と同様に、お一人ずつ手順書を作成しましょう。

 

降車後は移動環境がさまざまで、日によって変わることもあります。

 

よって手順書やマニュアルを作成するのは難しいかもしれません。

 

危険な場合は、無理をせず、移動方法を変えるなど柔軟に対応が求められます。

 

定期的にミーティングで危険箇所を洗い出し、議論する習慣を身につけることが重要です。

 

おわりに

いかがだったでしょうか。

 

送迎事故が起こった場合には、「送迎業務の手順書やマニュアルはきちんと整備されていたのか」、「マニュアルを遵守した行動がとられていたか」が必ず問われます。

 

そして、それらが不十分だった場合、損害賠償を請求される可能性が高くなります。

 

もし「全然整備されていない…」という場合は、今すぐ行動しましょう。

 

今回お伝えした内容が、少しでもお役立てできればうれしいです。

 

介護事業所の必須研修

当ブログサイトは主に、介護施設で必要な"必須研修"について発信しています。

 

下記の表をご覧ください。

 

介護倫理法令研修

介護サービス情報公開総合サイトより一部引用

それぞれの研修についてブログを作成しています(※作成中の記事あり)

 

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