第36回介護福祉士の国家試験についての紹介をしていきたいと思います。
おススメの試験対策もご紹介していきます。
公益財団法人社会福祉振興・試験センターより国家試験の概要発表がありました。
早めの情報収集・準備で余裕をもって試験の日程を迎えましょう。
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目次
第35回介護福祉士国家試験各日程
第35回介護福祉士試験の概要
6月上旬に公益財団法人社会福祉振興・試験センターより介護福祉士試験の概要発表がありました。
1.試験日
筆記試験:令和6年(2024年) 1月28日(日)
実技試験:令和6年(2024年) 3月3日(日)
合格発表は3月25日(水)14時
2.申込期間
2023年8月9日(水曜日)~9月8日(金曜日)
郵送による申し込みの場合は9月8日まで消印有効
3.申し込みの手続き
受験の申し込みに必要な書類「受験の手引き」は下記の公益財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページより請求してください。
受験申込書及び必要書類を揃えて、受付期間内に郵送により提出して下さい。
※EPAルートで受験する場合は、EPA用の「受験の手引き」を取り寄せる必要があります。
4.試験地
筆記試験
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、福島県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、岐阜県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
実技試験
東京都・大阪府
5.合格発表
令和6年3月下旬に、厚生労働省及び公益財団法人社会福祉振興・試験センターに受験番号を掲示して発表するとともに、益財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページにも掲載される予定です。
・第36回介護福祉士試験の傾向と対策
1.過去の合格率
年度 受験者数 合格者数 合格率
第23回(2011年) 154.223人 74.432人 48.3%
第24回(2012年) 137.961人 88.190人 63.9%
第25回(2013年) 136.375人 87.797人 64.4%
第26回(2014年) 154.390人 99.689人 64.6%
第27回(2015年) 153.808人 93.760人 61.0%
第28回(2016年) 152.573人 88.300人 57.9%
第29回(2017年) 76.323人 55.031人 72.1%
第30回(2018年) 92.654人 65.574人 70.8%
第31回(2019年) 94.610人 69.736人 73.7%
第32回(2020年) 84.032人 58.745人 69.9%
第33回(2021年) 84.483人 59.975人 71.0%
第34回(2022年) 83,082人 60,099人 72.3%
※「第34回介護福祉士国家試験合格発表 厚生労働省」を参照
過去の合格率からみられる今回の試験の傾向を見ていきたいと思います。
第29回より合格率が70%を超えています。
また、受験者数が前年度の約半数と落ち込んでいます。
理由としては2つ考えられます。
1つ目は、受験資格が変わった。29年度の試験より受験要件に『実務者研修』が追加されたから受験者数が減少したこと。
2つ目は、『実務者研修』修了者が受験することで、ある程度の知識を持った受験者ばかりになったことから合格率が上がったとみています。
ですので、「単純に受験者数が減ったから合格率上げた。」なんてことはないと思います。
合格率としては70%と高いですが、受験者の質が上がったと考えるべきで、対策は十分に取っておくことをお勧めします。
第36回介護福祉士国家試験対策
試験の解答方法
対策の前に介護福祉士筆記試験の出題形式などを確認しておきましょう。
出題形式は五者択一です。
5つの選択肢から「正しいもの」「適切なもの」などを1つ選ぶ感じです。
規定上は「五者択一を基本とする多者選択形式」となっています。
現在のところ多者選択形式では出題はされていません。
解答はマークシートです。
マークシートなので、用語や漢字を正確に書ける必要はないです。
問題数は前の章でも書いた通り125問です。
1問1点ですので125点満点となります。
介護福祉士筆記試験の試験時間
介護福祉士試験は午前と午後に分かれています。
時間は午前、午後ともそれぞれ110分間あります。
問題数は午前68問、午後57問になっています。
午前の科目(10時~11時50分)
・人間の尊厳と自立
・人間関係とコミュニケーション
・社会の理解
・介護の基本
・コミュニケーション技術
・生活支援技術
・介護過程
午後の科目(13時45分~15時35分)
・発達と老化の理解
・認知症の理解
・障害の理解
・こころとからだのしくみ
・医療的ケア
・総合問題
合格ラインについて
介護福祉士国家試験の合格ラインは毎年異なります。
総得点の60%を基準に試験の難易度(受験者の平均点)によって決まります。
問題数は125問ですので、最低でも60%の75問は正解する必要があります。
最近の合格率は70%前後を推移している点から、80問以上正解しているほうが安心できるかもしれません。
また11教科から出題されますので、それぞれ1点以上取る必要があるのを忘れないでください。
苦手科目があるから得意教科で点数を稼ぐ、というのは通用しません。
受験対策
とにかく過去問です。
参考書を片っ端から読むことも重要かもしれませんが、私がおすすめする勉強方法は
過去問をする
↓
できなかったところを調べる
↓
できなかったところをもう一度やる
↓
過去問をする
の繰り返しです。過去3年分ぐらいで十分です。
ルールは1つ、続けることです。
できる日はたくさん、しんどい日は1日数問でいいです。
しんどくても続けることが大切です。1日休んだら次の日手を付ける保証はありません。
なぜ過去問なのか
毎年出題傾向はそこまで大きく変わることがなく、過去問をすることでなんとなく全体的に勉強ができます。
また、間違ったところを振り返ることで関連した知識もついてきますので自然と力がついてきます。
時間のない社会人の方には特におすすめします。
※過去問ですが、最新のものを購入してください。
制度は毎年少しずつ変わっています。3年に1度大きな改正もされます。
※3年に一度の改正とは、出題者が代わります。教科により割り当てられた出題者が代わることで問題の傾向が大きく変わる可能性もあります。
古い過去問ではそのあたりに対応していませんので、ケチらず最新の過去問を購入してください。
今の時代はスマホのアプリがあります。
無料版でも1問1問解説も入りますし、全体的な得点も見れたりしますので、机に向かうのが億劫な方にはおすすめします。
どうしても不安がある方は、短期講座などの受講も視野に入れましょう。とりあえずは3年分の過去問を1周ずつしてみてください。
まとめ
介護福祉士の国家試験は1年に一回です。「簡単だ」なんて職場の上司の声が聞こえる過去もしれませんが、油断せず、万全の対策で挑んでください。
当日は試験会場が寒い場合があります。
会場までの道順も事前に調べましょう。
風邪をひかないように体調を管理しましょう。
などなど、勉強すること以外にも大切なことはたくさんあります。
まだ早いと思う方も、早くから準備する方も試験日は待ってくれません。
後悔のない受験を応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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