こんにちは、すきマッチです。
今回は、軽度認知障害のお話です。
軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)とは。
軽度認知症とは、ずばり「認知症の前段階」と言われる状態です。
状態のイメージとしては、認知機能の低下は見られるが、日常生活に支障をきたす程ではない状態です。
また、鬱などの精神疾患でもないとされています。
今回は、軽度認知障害がどのようなもので、どのように診断されるのか、もしも診断されたとしたらどのように対応すればいいのかを解説します。
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目次
軽度認知症害(MCI)とは
MCIの定義とは。
1.記憶障害の訴えが本人または家族から認められている
2.日常生活動作は正常
3.全般的認知機能は正常
4.年齢や教育レベルの影響のみでは説明できない記憶障害が存在する
5.認知症ではない
※認知症ネットから引用
定義と言っても素人が判断するのは難しい部分もあります。
最後の「認知症ではない」というのは医師の診断が必要になります。
1人で暮らせてはいるけど、何らかの認知機能の低下が明らかである状態、
「最近のおばあちゃん、なんかおかしい」「物忘れが明らかに増えたな」
というのが続いた場合に気をつけたほうがいいかもしれません。
軽度認知障害(MCI)の症状と特徴
軽度認知障害では、認知症と同様の認知機能低下による症状がみられます。
下記に挙げた例のように、記憶障害や注意力集中力などの低下、実行機能障害(物事を計画的にこなす能力)などがみられます。
軽度認知障害の症状
・同じ話が多くなった
・人の名前や大事な番号など、これまで忘れることのなかったものを忘れる
・料理の味付けが変わった
・お金の管理ができなくなった
・趣味活動や好きなことをしなくなった
・なんとなくぼんやりし、頭がすっきりしない
・何となく元気がない
または、うつ病のような無気力な症状が出ることもあるようです。
認知症に比べると軽度ですので、本人や周囲の人が気付きにくいため注意が必要です。
さらに、軽度認知症害はそのままにしておくと認知症を発症する確率が高いと言われており、早い発見・対応をおすすめします。
しっかりとした予防・対応をすると認知症を発症せずに健康な状態に回復することも期待できます。
軽度認知障害の判断
正直なところ判断をするのはかなり難しいです。
認知症でも軽度のうちはわからないことが多いのが実情です。
それが軽度認知障害になるとなおさらです。
そこで早期の発見に必要になるのが、本人に対する多くの情報です。
気付くことができるのは、本人か周りの近しい人です。小さな異変ほど見過ごしてしまいがちですが、
「あれ?」「おかしいな」と感じたら記録に残すなどして後から追いかけられるようにしておいてください。
記録の内容は、
症状の種類:物忘れや同じ話が多い、ぼーっとしていることが増えたなど
時間:1日中なのか、朝一の忙しい時間なのか昼過ぎのゆっくりする時間なのかなど
その他気になること:頻度や原因など思い当たることを客観的に記録しておく
これらの記録は後で医療機関を受診するときに有用な情報となり、早期の対応につなげることができます。
軽度認知障害が疑われる場合
記録をつけてみて、疑われるようなことが多い場合は、ぜひ医師の診断を受けてみましょう。
かかる医療機関ですが、かかりつけ医がある場合はその医師に紹介してもらいましょう。
かかりつけ医を通した方が医師同士の情報が共有されます。これを機にかかりつけ医を見つけておくことも検討して見てください。
かかりつけ医がいない場合は、自治体等で「物忘れ相談医」のように認知症に詳しい医療機関を紹介してもらうのがいいでしょう。
住んでいる近くの「地域包括センター」や医師会からも情報を得ることができます。
診察内容は、本人と面談、認知症のテスト(長谷川式簡易知能評価スケール)などをおこないます。
同時に内科的な要因がないかも調べてもらうことができます。
軽度認知障害と診断されたら
はじめの方にも書きましたが、軽度認知障害とは認知症の前段階です。
軽度認知障害の診断を受けることは、本人や家族にとってはショックが大きいかもしれません。
しかし、軽度認知障害は認知症ではありません。認知症になりうるリスクが見つかったに過ぎません。
軽度認知障害になった方でも、早期に正しい対応をすれば健康な状態に回復することが多々あります。
しかししかし、軽度認知障害と診断されたからには、日常生活にや健康において何らかの問題があることを考えましょう。
生活習慣や健康への考え方を変えるきっかけと考えましょう。
また、認知症への備えを「前段階」から予習できると前向きに考えることもできます。
では、具体的な対応とはどういったものでしょうか。
まずは医師の判断で、認知機能の低下を防ぐ薬を処方されるかもしれません。
高血圧や糖尿病などの生活習慣病を持っている方は、それらが認知症発症に影響する医学的リスクについて教えてくれます。
それだけではなく、本人も何かしら生活を考え直す必要があります。
それは、食生活や運動習慣、趣味活動や社会との関りなどできることからはじめましょう。
ここで無理をしても長続きしないので、専門家や地域包括センターのアドバイスを聞きながら無理なく進めていくことをおすすめします。
認知症の正しい知識をつけておくことも重要です。正しく認知症を理解することで「予防」「対策」が早い段階でできます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
軽度認知障害について、理解を深めていただけたでしょうか。
知ることで不安が少しでも減り、ポジティブに老いと向き合っていけることを応援していきたいと感じています。
感想や質問などがございましたら、コメント欄からお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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