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医療に関する教育・研修 感染症・食中毒の予防及び蔓延防止に関する研修

わかりやすい研修特集!感染対策研修【医療の現場に聞く大切なこと】

わかりやすい研修特集!感染対策研修【医療の現場に聞く大切なこと】

こんにちわすきマッチです。

今回は研修記事です。

「感染対策」について、今年度の研修はおわりましたか?

いつもデイサービスの研修になっているので、今回は訪問介護の視点で書いてみます。

利用者のお宅を訪問してサービスを提供する訪問ヘルパーは、「自分が感染源にならない」ことを常に心掛ける必要があります。

自分がかからない、そして利用者に移さない感染対策の基本を頭に入れて実践する必要がありあります。

コロナも5類になりましたが、介護の現場は関係ない!コロナの菌がなくなったわけではないので。

むしろ気を引き締めて感染対策を行っていく必要があります。

「保菌」と「感染症」の違い

ウイルスや細菌が体の中に入って増殖することを「感染」といいます。

感染の結果、発熱や下痢など体に何らかの症状があらわれたものが「感染症」です。

しかし、ウイルスや細菌に「感染」しているけど、病気「感染症」を発症しないこともあります。

この状態を「保菌」といいます。

コロナで言う無症状の状態です。

「感染症」という病気になるか、保菌状態のまま抹消しないでいられるかは、ウイルスや細菌の量と感染力と自身が持っている体の抵抗力・免疫力のどちらが強いかで決まります。

当然、「保菌」の状態でも感染源になります。

むしろ、その状態こそ私たち訪問ヘルパーや介護職が気を付けなければならない状態であると言えます。

標準予防策(スタンダードプリコーション)

スタンダードプリコーションとは、すべての人を保菌(感染)状態と考えて対応することを言います。

「血液、すべての退役、分泌物(汗は除く)、排泄物(尿、便、吐物等)、粘膜、傷のある皮膚などは常に感染する可能性のあるものとして対応する」のが感染予防における「標準予防策」です。

聞いているだけで大変ですが、基本は「手指衛生」と「個人防護具の着脱」です。

対応する感染症の種類により様々なことが想定されますが、基本は流水石鹸で手洗いをする、アルコール消毒をすることが手指衛生になります。

いつでも、どこでも、だれに対しても行うことがポイントです。

個人防護具の着脱とは、手袋、マスク、エプロンが主になります。

コロナ対応のような防護服をイメージされる方もいると思いますが、未知の感染症や飛沫や空気感染のリスクが高い感染症には防護服が必要です。

介護の現場でたまに見かけるのですが、素手で排泄介助や入浴介助をしている方は本当にやめてください。

変な言い方ですが、高齢者はどんな病気を持っているかわかりません。

その方の排せつ物に素手で触る、傷のあるかもしれない体を触る行為はとても危険です。

もちろん管理者が指導しなければなりませんが、私たち介護職も注意する必要があります。

感染症によっては一生付き合っていかなければならないものや同居家族にも影響の出るような場合もあります。

十分に注意してください。

経路別予防策

感染予防には、標準予防策と合わせて「経路別予防策」があります。

皆さんも聞いたことがあると思いますが、感染経路には「空気感染」「飛沫感染」「接触感染」の3つがあります。

空気感染とは、咳やくしゃみ、会話などで飛んだ唾液などの飛沫から水分が蒸発して、空気を漂って感染することを言います。

結核やはしか(麻疹)、水疱瘡などが代表的な感染症です。

飛沫する菌はとても小さく、長時間空気中を浮遊します。

感染対策については、保健所や専門家の指示に従うことをお勧めします。

飛沫感染とは、咳やくしゃみ、会話などで飛んだ唾液などの飛沫が、のどや鼻の粘膜、結膜などにくっついて感染することを言います。

代表的にな感染症は、インフルエンザ、風疹、百日ぜきがあります。

飛沫する菌の大きさは少し大きくなり、床に落下します。

最後に接触感染ですが、血液、体液、分泌物、粘膜、傷のある皮膚など、病原体に汚染されたものや感染者自体に直接触れることで、汚染された手が媒体となり、その手が触れた環境を汚染させたり人を汚染することをいいます。

ドアノブや手すりなどに病原菌の付いた手で触れるようなことも間接接触になります。

2次感染予防

2次感染予防として汚物処理を解説します。

嘔吐物などの汚物が発生したら、適切な方法で迅速に、確実に処理する必要があります。

すぐに処理できるよう、日ごろから準備しておきましう。

用意するものは、使い捨ての手袋、マスク、エプロン、ふき取り用のペーパータオル、ビニール袋、消毒液(塩素系漂白剤、ハイター)、ペットボトルです。

処理の手順は

①処理をする人以外は近づかないことが基本です。

感染を広げないために、処理をする人以外は汚物に近づいてはいけません。

②防護具の着用をする。

処理をする人は、手袋、マスク、エプロンを着用します。

③ビニール袋の準備をします。

処理をした汚物を入れるためのビニール袋を準備しましょう。

④消毒液の準備をします。

消毒液は500mlのペットボトルに市販のハイターを10ml(キャップ2杯分)入れてよく混ぜます。

消毒液は光や温度により濃度が低下するので使用するたびに作るようにしましょう。

また、ペットボトルに入れている場合は「消毒用」などを記載し間違って飲んでしまわないような対策も必要です。

⑤嘔吐物(便)のふき取り

ペーパータオルで外側から内側にかけて、汚れた面を折り込みながら静かにぬぐい取ります。

ふき取るときは常に新しいところを使い、汚染を広げないようにしましょう。

⑥使用したペーパータオルなどはすぐにビニール袋に入れる

汚れたペーパータオルは袋に入れて消毒液をかけておきましょう。

⑦床の清掃と消毒をする。

汚物で汚れた床は消毒液で清掃します。

汚物をふき取った床とその周囲を消毒液をしみ込ませたペーパータオルなどで覆い、浸すようにしてから拭き取ります。

カーペットの場合は、消毒液で拭きとった後にアイロン(85度以上)で1分以上熱処理をしましょう。

消毒液で床やカーペットが変色することもあります。利用者や家族にも説明できるようにしておきましょう。

嘔吐物は思っているよりも遠くまで飛んでいます。

1メートルの高さから嘔吐すると2.3メートル飛び散るという実験結果もあります。

目で見えるより広範囲を消毒してください。

⑧手袋は裏返して外す。

付着した汚物が飛び散らないように、表を包み込むように裏返して外します。

汚物をふき取ったペーパータオルと同じようにビニール袋に入れて処分します。

⑨処理後は必ず手洗いする

手袋をつけて処理をしたとしても、手袋を外した後は石鹸で手を洗いましょう。

⑩その他以下のことに注意してください。

処理中とその後は、部屋の窓を開けたり換気を行いましょう。

スリッパや靴なども感染経路となる可能性がありますので、しっかりと消毒を行いましょう。

汚染した洗濯物についてはビニール袋に入れて周囲を汚染しないようにして、85℃で1分熱処理するか、汚物処理に使った消毒液を5倍に薄めてその中に1時間浸しましょう。

 

長々と書きましたが2次感染をしないように頭に入れておきましょう。

薬剤耐性菌の脅威

薬剤耐性菌という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

風邪などのウイルスに対する特効薬は基本的にありません。

しかし、細菌に対しては抗生物質(抗生剤)が力を発揮します。

しかし、1980年代以降、従来の抗生物質が効かない薬剤耐性菌が増えています。

抗生剤の効かない細菌が広まることは、感染症に対する有効な治療薬がなくなることです。

2013年に薬剤耐性菌が原因で亡くなった人は70万人ですが、2050年には1000万人になり、2013年にがんで亡くなった820万人を超えると予想されています。

特にアジア圏で爆発的に増えており、免疫力の弱い高齢者や持病のある人が感染すると命にかかわります。

薬剤耐性菌による感染症を防ぐために、感染対策を徹底して感染経路を断つことが重要になります。

まとめ

いかがだったでしょうか。

介護職として高齢者に関わるものとして基本的な知識です。

一部や全部知っていた方が多いと思いますが、改めて見直してみると忘れていた、というような部分もあるかもしれません。

是非研修資料として使っていただき、職場の共通理解として使用してください。

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