こんにちは、すきマッチです。
介護施設で絶対に必要な【感染症・食中毒の予防及び蔓延防止に関する研修】の資料をご紹介します。
冬になると必ずといってよいほど起こる"嘔吐”。
コロナウイルス感染症やノロウイルスなどの感染症の場合、嘔吐物などに大量のウイルスが含まれています。
利用者さんの嘔吐が生じた際、適切に処理ができて感染症の蔓延を防ぐことができるよう、今のうちから準備しておきましょう。
この記事では、
1、嘔吐処理に必要な準備物
2、嘔吐が生じた際の適切な手順
この2点についてお伝えします。
嘔吐物処理の準備物
まずは準備物からお伝えします。
使い捨て長そでエプロン
使い捨て手袋:予備も含めて3枚準備しておく
不織布マスク
塩素系消毒液:家庭用塩素系漂白剤10mlと水500mlを合わせたもの
ペーパータオル:大量に準備しておく
新聞紙:処理する者が膝をつく際に使用する
ポリ袋:予備も含めて2枚準備しておく
バケツ:ポリ袋をかぶせておくと使用しやすい
塩素系消毒液をペットボトルに入れて保管する場合、希釈後7日が有効期限であることを忘れず、また直射日光の当たらないところに置いておくことにも注意しておきましょう。
嘔吐処理の手順
では嘔吐処理の手順についてお伝えしていきます。
その前に注意点です。
処理時の注意点
- まずは近くにいる利用者さんを別の場所に移動させ、処理を行う職員以外は近づかないようにしましょう。
- 汚染区域(嘔吐物から半径2M以内)と清潔区域に分け、作業者とは別の補助者が汚染区域に人が入らないよう注意しておきましょう。
嘔吐処理手順は、1⇒8の順に実施します。
1、すぐに窓を開け、 十分な換気をしながら処理していきます。
2、作業者は、使い捨ての長そでエプロン、 手袋、 不織布マスクを着用、靴はポリ袋などで覆います。
3、消毒液を染み込ませたペーパータオルで嘔吐物を覆い、嘔吐物を包み込むようにペーパータオルを外側から中心部に寄せ集めてポリ袋に入れます。
それを2回繰り返します。
4、 塩素系消毒液で汚染区域を、塩素系消毒液を染み込ませたペーパータオルで覆い、約10分間置いたあと水拭きをします。
その後、汚染区域と清潔区域の境界線上を、消毒液を染み込ませたペーパータオルを敷き詰めて消毒します。
5、床を拭き終わったら、手袋を新しいものに変えます。
嘔吐物に触れた側が内側になるように外し、どこにも触れないように注意してポリ袋に入れます。
6、ポリ袋に消毒液を少量入れて密封します。
念のためポリ袋は2重にして、感染性廃棄物として適切に処分します。
7、嘔吐物が付着した衣類などは熱水消毒(85℃の湯に10分間つけ込む)を行い、その後は通常通り洗濯します。
8、すべての処理が終わったら、手洗いとうがいをして終了です。
おわりに
いかがだったでしょうか。
嘔吐処理は適切に行うことで感染症の蔓延は防げます。
慌てずに正しい手順を思う出しながら実施する上で、定期的にこのような研修を行うことは重要です。
ぜひ、他のスタッフとも共有してみてください!
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